日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(58)が、東日本大震災の被災地を訪問する計画が浮上した。25日、日本協会関係者が明かした。29日の仙台-浦和戦(ユアスタ)の前に仙台市内および近郊の避難所を訪問し、被災者にエールを送ることになりそうだ。
現在、訪問する場所などの詳細を詰めており、イタリア人指揮官が支援物資を手渡し、現地の子どもたちと触れあう計画になる。当初からザッケローニ監督が「物理的、精神的な面で支援できることがあればやっていきたい」と話していたことが実現する。
Jリーグ視察、強化日程作成で多忙なザッケローニ監督だが、復興支援に携わりたい熱意が表れた。6月上旬のキリン杯や、南米選手権(7月1日開幕、アルゼンチン)に向けた視察も行う意向のため、被災地訪問の後に仙台-浦和戦に駆けつける予定だ。