<レンジャーズ16-5アストロズ>◇19日(日本時間20日)◇レンジャーズボールパーク
「二刀流」日本ハム大谷もビックリ?
の三刀流が現れた。アストロズのジェーク・エルモア内野手(26)が、負傷交代した捕手に代わって4回から初マスクをかぶり、8回は4番手で初マウンドにも上がった。本職は控えの遊撃手。1試合に捕手と投手両方でプレーしたのはメジャー史上14度目で、大敗による敗戦処理ならではの珍事だった。
エルモアは「(3回だけで11失点し)投手が足りず、投げる準備をしてくれと聞いていたが、まさかコーポランがケガするなんて」と慌てたものの、プレーは落ち着いていた。マイナー時代は捕手で1試合、投手で4試合の出場歴があり、リードは計4回を3失点でしのぐと、投げては80マイル(約129キロ)台前半のツーシームだけで、「速球と呼べるか分からないが、低めに集めることを心掛けた」と3者凡退に抑えた。11球中8球がストライクで、登板した4人の中でただ1人無失点の好投だった。
打席でも1安打1四球1得点と奮闘し、「クレージーな一日だったよ」と苦笑い。ポーター監督は「火照った体を冷ます必要があるだろうから、水風呂に入ったほうがいい」と、熱投疲れをいたわった。