最新記事
ライフ

空腹も運転免許も恋愛も別々...結合双生児の姉妹が公開した「一般的ではない体の構造」動画が話題

How Conjoined Twins Abby and Brittany Hensel Defying Odds

2025年1月5日(日)13時05分
アーロン・ラスムセン
結合双生児の姉妹アビーとブリタニー

@abbyandbrittanyhensel/TikTok

<2012年のリアリティ番組で有名になった結合双生児の姉妹。34歳になった現在の生活の様子と、身体の構造を解説する動画を分子生物学者が制作>

アメリカのケーブルテレビ局TLCが、結合双生児の姉妹の日常を追うリアリティ番組を放映して話題を呼んだのは2012年のこと。当時は大学生だったアビーとブリタニーのヘンゼル姉妹も今では34歳。2人はこのほどTikTokで新しい動画を公開し、「一般的ではない体の構造にも関わらず」不可能を可能にし、幸せに暮らしている様子を伝えた。

■【動画】2つの脳で別々の手を動かして運転...1つの身体を分け合う「結合双生児」の姉妹、「体の仕組み」の解説動画

この動画は分子生物学者で動画制作者としても活動するハシェム・アルガイリが手がけたもので、「私たちも新しい年を迎えます」と題されている。

アビーとブリタニーの体の組織や器官は、2人で共有しているものもあれば個別に持っているものもある。動画のナレーションによれば、頭部と脳と脊髄は別個にあり、背骨も2本あるが尾骨のところで融合しているという。

心臓も2つあるが循環器系は1つで、肺は4つある(うち2つは部分的に融合)。胃は2つ、胆のうも2つあるが肝臓と小腸、大腸、骨盤、ぼうこうはそれぞれ1つで生殖器も1組、腎臓は3つで腕は2本、足も2本だ。

試写会
カンヌ国際映画祭受賞作『聖なるイチジクの種』独占試写会 50名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

トランプ氏の経済政策、ビジネスにポジティブ=Bof

ワールド

米南部に冬の嵐襲来、テキサス州で約4.5万戸停電 

ワールド

中国副首相、貿易黒字求めない姿勢 ダボス会議で演説

ワールド

戦後のガザ統治、パレスチナ自治政府の関与を望む=カ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの頭の中
特集:トランプの頭の中
2025年1月28日号(1/21発売)

いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの焼け野原
  • 3
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 4
    大統領令とは何か? 覆されることはあるのか、何で…
  • 5
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 6
    トランプ新政権はどうなる? 元側近スティーブ・バノ…
  • 7
    世界第3位の経済大国...「前年比0.2%減」マイナス経…
  • 8
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 9
    米アマゾン創業者ジェフ・ベゾスが大型ロケット打ち…
  • 10
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 3
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 4
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 5
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 10
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中