機械メーカー「大川原化工機」社長らへの違法捜査を認めた判決に対し、警視庁と東京地検が上告を断念したと発表しました。 「大川原化工機」社長らのえん罪事件をめぐる裁判で、捜査は違法だとして、国と都におよそ1億6600万円の賠償を命じた東京高裁の判決について、警視庁と東京地検は11日、最高裁への上告を断念すると明らかにしました。これにより捜査の違法性を認めた判決が確定します。 警視庁は11日、捜査の問題点を検証し再発防止策をまとめるための検証チームを設置し、最高検察庁でも今後、検証が行われる予定だということです。また、警視庁と東京地検は今後、大川原化工機側に直接、謝罪をする意向だということです。 大川原化工機　大川原正明社長 「やっと終わったというか、一段落ついたな」「謝罪をすると聞いた時にやっと謝罪という言葉が出てくれたと」 また、大川原化工機側は、「有効かつ正当に検証を行うには、第三者が主導する検証チームにするべきだ」などと求めました。

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