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2014/10/01 [データ]

スマホ利用は27個のアプリで利用時間の72%を占める~ニールセン スマホアプリ利用状況を発表~

アプリはスマホの利用時間の72%を占め、WEBブラウザの2.5倍
月に1回以上利用するアプリは27個、10回以上利用するアプリは9個

- アプリはスマホの利用時間の72%を占め、WEBブラウザの2.5倍

- 月に1回以上利用するアプリは27個、10回以上利用するアプリは9個

視聴行動分析サービスを提供するニールセン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼COO:武智清訓)は、スマートフォン視聴率情報 Nielsen Mobile NetView(ニールセン・モバイル・ネットビュー)の7月データをもとにアプリケーション(以下アプリ)の利用状況を分析し、結果を発表しました。

スマートフォンの利用時間全体のうち、アプリからの利用とWEBブラウザからの利用の内訳をみると、アプリからの利用時間はWEBブラウザの約2.5倍で、全体の72%を占めていました (図表1)。

図表1;日本国内 スマートフォン利用時間シェア 2014年7月

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Source: Nielsen Mobile NetView スマートフォンからの利用

※Nielsen Mobile NetViewは18歳以上の男女

※平均利用時間(1時間48分)は一日あたりの一人平均の利用時間

※スマホの基本機能となる初めからインストールされている電話や電話帳、デフォルトのカメラなどのアプリは含みません

続いて、ひと月に利用する回数ごとにアプリ数を見たものが図表2になります。一人当たり、月に1回以上利用するアプリの数は27個で、月に10回以上使用するアプリの数は9個となっていました。

また、それぞれの利用回数ごとに利用されているアプリのカテゴリを見ると(図表3)、月に1回以上利用するアプリではゲームや動画を含む「エンターテイメント」が全体の27%を占め、平均して7個のアプリが利用されていました。一方、月に10回以上利用するアプリを見ると、「エンターテイメント」アプリは1.6個に減少し、「サーチ、ポータルとSNS」やメールやチャットなどの「コミュニケーション」アプリの割合が高くなっていました。

図表2;日本国内 月間利用回数別アプリ数 2014年7月

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Source: Nielsen Mobile NetView スマートフォンからの利用

※Nielsen Mobile NetViewは18歳以上の男女

※スマホの基本機能となる初めからインストールされている電話や電話帳、デフォルトのカメラなどのアプリは含みません

図表3;日本国内 カテゴリ別利用アプリ数・割合 (月間利用回数別)  2014年7月

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Source: Nielsen Mobile NetView スマートフォンからの利用

※Nielsen Mobile NetViewは18歳以上の男女

※月に1回以上利用される個数が多い順のTOP5カテゴリ

※スマホの基本機能となる初めからインストールされている電話や電話帳、デフォルトのカメラなどのアプリは含みません

アプリの利用状況を年代別にみると、利用されるアプリ数は年代によって大きな差はない一方で、利用時間では、若年層ほど長時間利用していることがわかりました (図表4)。長時間利用されているアプリのカテゴリを見ると、34歳以下でも35歳以上でもTOP3のカテゴリは「サーチ、ポータルとSNS」「エンターテイメント」「コミュニケーション」で、この3つで利用時間全体の70%以上を占めていました(図表5)。年代で比較すると、34歳以下では「サーチ、ポータルとSNS」の利用時間が最も長くなっており、35歳以上と比べて20分以上も長くなっていました。

図表4; 日本国内 年代別スマホアプリ利用状況 2014年7月

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Source: Nielsen Mobile NetView スマートフォンからの利用

※Nielsen Mobile NetViewは18歳以上の男女

※スマホの基本機能となる初めからインストールされている電話や電話帳、デフォルトのカメラなどのアプリは含みません

図表5; 日本国内 カテゴリ別アプリ利用時間 (年代別) 2014年7月

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Source: Nielsen Mobile NetView スマートフォンからの利用

※Nielsen Mobile NetViewは18歳以上の男女

※月に1回以上利用されるアプリで利用時間が長い順のTOP10カテゴリ

※スマホの基本機能となる初めからインストールされている電話や電話帳、デフォルトのカメラなどのアプリは含みません

弊社アナリストの高木史朗は、「スマートフォン利用の多くの時間を占めるアプリですが、どの年代でも利用している数は変わらないという点は注目すべきポイントでしょう。アメリカでの調査結果でもアプリの利用個数は日本と同等の個数になっており、過去の推移をみても増加していませんので、今後日本でも、利用されるアプリの個数は27個前後を推移するであろうと予想されます。そのため、ユーザーに日々利用してもらえる新たなアプリをリリースする場合、アプリを提供する企業は既存のアプリを押しのけることができるものを作る必要があります。

また、アプリ利用頻度が高いサーチやSNS、動画、ゲーム、メール、チャットなどのアプリは、企業が生活者とコミュニケーションをとっていく上で、重要なコンタクトポイントとなります。性別や年代により利用されるアプリも大きく異なるため、マーケティング担当者は各アプリの利用者属性を把握し、生活者とコミュニケーションするアプリを計画的に選定していくことが重要といえるでしょう。」と述べています。

Nielsen Mobile NetViewについて

Nielsen Mobile NetViewは日本全国の4000名(iOS、Android各2000名)の調査協力モニターから取得するアクセスログ情報を元に作成されます。従来のアンケート調査とは異なり、実際のユーザーのアクセス記録に基づくデータであり、アプリやウェブサイトの利用時間や利用頻度などの正確な利用動向データの提供が可能です。また、利用者属性情報を含むパネル調査であるため、属性別の利用状況を把握できます。

データは、ウェブサイトの訪問、アプリの利用もしくはスマートフォン全体での利用状況を参照することができ、また、利用者属性、OS、電話会社、デバイスなどのフィルターを使用してデータを抽出することもできます。

サービスの詳細は、下記ウェブサイトでもご覧いただけます。

http://www.netratings.co.jp/solution/nielsen_mobile_netview.html

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【ニールセン株式会社 会社概要】

会社名: ニールセン株式会社  英文社名: Nielsen Co., Ltd.

本社所在地 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-25-18 渋谷ガーデンフロント

資本金: 1億円

設立:1999年5月

代表者: 代表取締役会長兼CEO 福徳 俊弘

代表取締役社長兼COO 武智 清訓

主要株主: ニールセン、 トランスコスモス株式会社 など

ニールセン株式会社はニールセン、トランスコスモス株式会社などの出資による合弁会社です。ニールセンの消費者視聴行動分析部門の日本法人として、視聴者分析と広告分析のソリューションを通じて、お客様のビジネスにおける重要な意思決定を支援するデータ、分析、インサイトを提供しています。製品やサービス、及び分析結果のインサイトについては、広告主企業、メディア運営企業、Eコマース企業、広告会社より高い評価をいただいております。ニールセン株式会社のサービス概要、及び会社概要は、http://www.netratings.co.jp/ でご覧いただけます。

ニールセンについて

ニールセン・ホールディングスN.V.(NYSE:NLSN)は世界的な情報・調査会社で、マーケティング及び消費者情報、テレビ等のメディア情報、オンライン情報、モバイル情報の分野でリーダー的地位を確立しています。アメリカ・ニューヨークとオランダ・ディーメンに本社を持ち、世界100カ国以上でビジネスを展開しています。詳細は、ホームページ(www.nielsen.com)をご覧ください。

ニールセン株式会社が提供しているソリューションと主な製品サービス

視聴者分析ソリューション

インターネット視聴率データ Nielsen NetView

スマートフォン視聴率データ Nielsen Mobile NetView

スマートフォン利用状況分析レポート Nielsen Smartphone Analytics

検索サービス利用データ Nielsen MegaView Search など

広告分析ソリューション

広告効果分析サービス Nielsen Online Brand Effect

オンライン広告リーチ測定 リーチ&フリケンシー など

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本件に関するお問い合わせ先:

ニールセン株式会社 広報担当 西村総一郎

電話:(03)4363-4200 e-mail: [email protected]

お問い合わせ

広報、プレスリリース等 に関するお問い合わせ
広報担当宛
TEL:03-6837-6500(代表)
E-Mail:[email protected]

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