コピーライターの糸井重里氏が監修し、人気を博した任天堂のRPG「MOTHER」シリーズ。そんな「MOTHER」シリーズの新しい動きについて、ネットでは昨年からジワジワと話題を呼んでいるが、糸井氏は1月18日にTwitterで進捗を報告すると共に、“復活”との言葉を用いながら、なぜいま「MOTHER」なのか、その理由にちょっぴり触れている。
「MOTHER」シリーズは開発に紆余曲折があり、ファミコン向けの第1作は1989年、スーパーファミコン向けの第2作は1994年、ゲームボーイアドバンス向けの第3作は2006年と、長い年月をかけて展開された。今なお多くの熱烈なファンに支持されており、近年は登場キャラクターの“どせいさん”グッズがクレーンゲーム用景品で登場するなど、再び盛り上がりを見せている。
そんな「MOTHER」に新しい動きがあったのは、昨年11月のこと。糸井氏がTwitterに寄せられた「MOTHER」リメイク&配信希望の声に「明日、岩田さん(※任天堂の岩田聡社長)に強く言っておきます(笑)」とツイートし、翌日、任天堂の本社がある京都へ向かったと報告したことから、ネットでは何らかの「MOTHER」関連プロジェクトが始まっているのではないかと色めき立った。
さらに昨年12月には「ぽろっと言っちゃってもいいということになったので、言っちゃいますが。前にちょっと言ってた『MOTHER再発表』の件、前進してるよ」「『4』じゃないってば。いま、『MOTHER』をできるようにするっていう話だよ〜。詳しいことはまだ言えないけど、『4』じゃないということだけは言っておかないとね」とツイート。この発言により「MOTHER」の新しい動きは確実となり、ファンからは歓喜の声が上がった。
そしてこのたび、糸井氏は「『MOTHER』の復活について……忘れてませんとも。大丈夫、前に進んでます」と進捗状況を報告。さらに“復活”に向けて動き出した理由を「ぼく自身も、『MOTHER』やってみたくなった。ゲップーとあれしたり、トンズラブラザーズのライブをたのしんだり、ムーンサイドで気持ちわるくなったり、グミ族の村を訪ねたり、サマーズで避暑をたのしんだりね。そして、最後のあれ……か。そんなことしてる時間を過ごしたい」とコメントした。
ちなみに、最新作を作って欲しいとのリクエストには「ごめん、ほんとうに、それはない。いつか誰かがつくるんじゃないのかな」と答え、改めて「4」ではないことを明言している。
発売時期は? ハードは? 等々、具体的な情報がない中で期待ばかりが膨らむ「MOTHER」の“復活”。今後も糸井氏の発言から目が離せなそうだ。