異性と恋に落ちるとき、相手を「好きかも」と思う要素はさまざま。でも、趣味や感性が近ければ近いほど、恋愛に発展する可能性は高くなりそうなものだ。それは裏を返せば、「好きな相手の趣味や感性に近付ける」努力が、自分に興味を持ってもらえる可能性を高めるとも言える。そうした趣味や感性の物差しのひとつに音楽があるが、HMV ONLINEは20〜30代の男女を対象に「音楽とモテ」に関する調査を実施。恋愛において音楽がどのように機能しているのかを探った。

まず、「音楽とモテ」について、相関性があるかどうかを聞いたところ、32.3％が「相関性がある」と回答。性別・年代別では、20代男性が特に高く、40.0％が「相関性がある」と答えている。

次に、「モテるため、もしくは異性に敬遠されないために好きな音楽を偽ったことがあるか」と聞いたところ、全体の73.7％は「全くない」と回答したものの、「何度もある」（3.3％）と「たまにある」（23.0％）を合わせた26.3％が「偽ったことがある」と回答している。「偽ったことがある」人は30代男性で特に多く、31.0％に上った。

そして「音楽の趣味で異性にがっかりしたことはあるか」と聞いたところ、男性は「何度もある」（4.5％）と「たまにある」（32.5％）を合わせた37.0％、女性は「何度もある」（8.5％）と「たまにある」（48.5％）を合わせた57.0％が「がっかりしたことがある」と回答。どうやら音楽の趣味で、その人の印象が変わってしまう可能性は十分にあり得る話のようだ。

そうしたことを踏まえ、「音楽の趣味は異性との相性を見極める際に重要か」をたずねたところ、男性は「とても重要」（3.0％）と「やや重要」（35.5％）を合わせた37.0％、女性は「とても重要」（11.0％）と「やや重要」（48.0％）を合わせた59.0％が「重要」と答えている。この数字を見る限り、好きな異性と恋愛関係への発展を望む場合、音楽はひとつのカギとなると見て良さそうだ。

ちなみに、この調査では「異性ウケが良さそうな音楽のジャンル」についても探っている。複数回答（2つまで）で挙げてもらったところ、男性は「J-POP」「R＆B」「ロック（洋楽）」「ロック（日本）」「ジャズ」、女性は「J-POP」「ロック（洋楽）」「R＆B」「ジャズ」「ロック（日本）」の順で回答が多かった。

さらに「テッパン異性ウケ（間違いなく異性にウケる）アーティストは誰だと思うか」（邦人アーティスト限定）を聞いたところ、男性アーティストは「EXILE」「Mr.Children」「福山雅治」「GReeeeN」「B’z」、女性アーティストは「浜崎あゆみ」「大塚愛」「絢香」「安室奈美恵」「倖田來未」の順となった。