武蔵小杉駅周辺では、再開発地区における大規模事業と並行して、各地で個別の建物更新や開発事業、道路整備が進められています。本項では、それらの個別事業の情報を掲載いたします。

中原警察署は明治22年に高津分署中原駐在所として発足、昭和23年に中原警察署に改組されました。昭和43年に現在の庁舎が完成後、築35年を超え老朽化したため新築工事が行われ、2008年3月に竣工しています。2008年4月15日より、中原警察署は新庁舎に移転して業務開始となりました。現庁舎は取り壊しが行われ、新庁舎の駐車スペースとなりました。

新庁舎は地上６Ｆ地下1Fで、床面積は現庁舎の2倍近くになり、旧庁舎跡地の駐車スペースも30台分確保されます。なお、新庁舎前を歩道にしてほしいという要望が住民側から出ていたところ、緑化率の問題等から一旦要望は退けられたものの、最終的に川崎市と代替地の協議等を行い歩道の設置が実現しました。

■中原警察署建替え 事業概要（PDF：35.4kb）

■中原警察署　公式サイト

聖マリアンナ医科大学付属東横病院は老朽化が進んだため建替え工事が行われ、2006年度に建設が始まり、2008年6月16にリニューアルオープンしました。消化器病センター・心臓病センター・脳卒中センターの診療に女性検診科を加えた都市型専門病院として生まれ変わったものです。

また、その建設費用捻出のためか用地の一部が売却されナイスのマンション「セントスクエア武蔵小杉」として開発、分譲が行われました。1～2Fにはテナントとして、ナイス株式会社の仲介の営業所が入っています。

■事業概要（聖マリアンナ医科大学付属東横病院）
事業概要（セントスクエア武蔵小杉）
聖マリアンナ医科大学東横病院フロア構成（PDF：57.4kb）

■聖マリアンナ医科大学付属東横病院

綱島街道は、ほぼ東横線に平行して横浜まで至る幹線道路ですが、特に横浜市内については信号も多く狭隘なことから慢性的な渋滞が発生しています。現在川崎市内については拡幅工事が行われており、南武線をまたく「上丸子跨線橋」以外の部分については基本的に4車線化が完了しました。

武蔵小杉再開発においては旧東京機械製作所玉川製造所の移転やリエトコート武蔵小杉の開発において用地の提供により拡幅工事が大きく進捗し、一部区間において自転車専用レーンの整備が行われています。

府中街道は、国道409号の一部区間の別名であり、東京都東村山市・府中市から川崎市を縦断する幹線道路です。国道でありながら2車線・歩道なしの区間が多く、都市基盤として整備が望まれています。現在、綱島街道との交差点から川崎方面の拡幅が計画されており、一部用地の買収が進んでいます。

府中街道との交差点以南において、上記写真の通り道路両側の拡幅が一部進捗しています。