小杉駅北部地区は、武蔵小杉タワープレイスが1995年に完成して以来再開発進捗のなかった地域でした。しかし2016年3月に大西学園中学校・高等学校の新校舎が完成し、JX日鉱日石エネルギー社宅跡地にはツインタワー「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」が着工しました。さらに日本医科大学武蔵小杉病院・新丸子キャンパスにおいても三菱地所レジデンスのツインタワー建設・武蔵小杉病院建て替え・川崎市立小学校の新設が行われます。

この地区ではホテル・ザ・エルシィが2007年9月末で閉鎖となり、取り壊し後にコインパーキングになっています。隣接するNEC小杉ビル、小杉ビルディングと一体化した複合商業施設を視野に、川崎市まちづくり局と地権者が協議を行っていました。ホテル・ザ・エルシィ跡地とNEC小杉ビルについてはシンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ、UR都市機構の手を経て三井不動産レジデンシャルが買収し、同社による商業・業務施設・タワーマンションの建設が計画されています。2016年4月段階において、残る小杉ビルディングの動向については不明です。

事業名：武蔵小杉タワープレイス

1995年に「武蔵小杉タワープレイス」が完成済みの地区です。武蔵小杉タワープレイスはオフィスのほか、低層部1～2Fは飲食店などのテナントフロアが入っています。

日本医科大学の敷地においては、まずグラウンドに武蔵小杉病院および日本医科大学看護学部を建設します。そして現在の武蔵小杉病院の跡地には三菱地所レジデンスが180mのツインタワーを建設し、低層部には商業施設・老人福祉施設等が整備される計画です。また新丸子校舎は移転し、跡地は定期借地権により川崎市立小学校および3,000平米の公園が整備されることが明らかになりました。

大西学園地区においては中学校・高等学校の校舎建て替えが行われました。2016年3月に建物が完成し、4月新学期より供用開始されています。

事業名：パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン（仮称　小杉町二丁目開発計画）

JX日鉱日石エネルギー（旧新日本石油）社宅が廃止になることが決定し、跡地については新日石不動産、三井不動産レジデンシャルと共同で再開発を行うこととなりました。社宅跡地をA地区・B地区に区分し、180mのツインタワーマンション「パークシティ武蔵小杉ザ ガーデン」を建設します。
そのうち駅寄りのA地区2階部分には、川崎市のコンベンションセンター（約3,000㎡、ホール1,000㎡）が設置されます。 　また、この再開発ビルとホテル・ザ・エルシィ跡地の再開発ビルはペデストリアンデッキで接続され、将来的にはJR武蔵小杉駅までの接続を目指す構想となっています。

■（仮称）小杉町二丁目開発計画の事業概要（PDF：40.7kb）

■JX日鉱日石エネルギー（旧新日本石油）　プレスリリース