令和6年12月13日
関係各位
国立大学法人宮崎大学
メールアカウントの不正利用事案について
令和6年10月22日に本学Webサイトにてご報告いたしました標記の件について、改めてご報告させていただきます。
先般、本学のメールアカウントが何者かに不正に利用され、大量の迷惑メールが送信されるという事案が発生しました。その際、当該メールアカウントの過去の送受信メールが漏洩した可能性があります。
現時点では、当該事案による二次被害は確認されておりませんが、皆様にご心配とご迷惑をお掛けしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。
本学といたしましては、今回の事態を重く受け止め、真摯に対応していくとともに、再発防止について全学をあげて取り組んでまいります。
【本事案により漏洩の可能性のある個人情報】
・対象メール数 23,325通
・対象メール内の学外者の個人情報 16,904件
・対象メール内の学内者の個人情報 2,370件
・個人情報の種類
氏名、所属、役職、メールアドレス、住所、電話番号
【経緯】
令和6年10月16日午後から、本学の特定のメールアドレスに外国から大量の配信不能メールが届くようになったため学内で調査したところ、何者かが当該アドレスを使用し、迷惑メールを送信していたことが判明しました。
使用された当該メールアドレスのファイルを確認したところ、個人情報が含まれていたことを令和6年10月17日に確認しました。
【原因】
当該メールアドレスに設定されていたパスワードの脆弱性によるものです。
【対応状況】
1. 学外からのアクセス遮断について
不正アクセス防止のため、令和6年11月18日(月)に全てのメールアカウントに対し学外からのアクセスの遮断を実施しました。
2.メールアカウントのパスワード変更・無効化処理
全てのメールアカウントの利用状況調査を実施し、脆弱性のあるパスワードについては強固なパスワードに変更しました。また、利用状況調査の中で廃止申請があったアカウントについては、削除処理を実施しました。
3. 個人情報保護委員会等への報告
本事案については、個人情報保護委員会、文部科学省及び警察にも報告しております。
4. 対象者の方々への謝罪
現在、個人情報漏洩の可能性のある関係者の方々に対しまして、報告及び謝罪のご連絡をしています。
【今後のセキュリティ対策・方針】
1. 定期的なパスワード変更の実施について
定期的にメールアドレスのパスワードを変更する運用とします。変更されないメールアドレスについては無効化いたします。
2. 定期的な点検と研修について
情報セキュリティ運用ルールの不断の見直し、定期的な研修及び内部点検を通じて、更なるセキュリティ強化を図ることとしています。
このたびは、関係者のみなさまに多大なご迷惑とご心配をお掛けしましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます。
【問合せ先】
宮崎大学 研究・産学地域連携推進機構
産学・地域連携課 ℡:0985-58-7175
学生の災害への備えを支援するため、令和6年12月2日(月)から10日(火)まで、木花・清武の両キャンパスで防災グッズを無料配布しました。この取り組みは、経済的理由により修学が困難な学生を支援する「修学支援事業基金」により実現しております。
今年8月には、宮崎県内でも地震や台風による甚大な被害が発生しました。災害時の備蓄が後回しになりかねない学生への支援、防災意識の向上を図るため、簡易トイレ、アルミブランケットといった防災用品のセットに、各学部の連絡先や対応方法、安否確認システムの概要などを記載したカードを同封して、システムが使えない場合の対応についても周知しました。また、本学では、安否確認システムを導入しており、定期的に報告訓練を行いますが、訓練日を間近に控えていたこともあり、報告方法の確認や周知にも繋げることができました。
防災グッズを手にした学生からは、「いろいろ入っている!」「車に乗せておこう!」といった声や、「助かります! 防災について考える良い機会になりました。」と話してくれた学生もいました。
宮崎大学では、今後も多くの方のご支援をいただきながら、学生が充実した大学生活を送れるように取り組んでまいります。
左上から①発光ライト、②水に流せるティッシュ、③ウェットシート、
④ホイッスル&カラビナリング、⑤防寒アルミシート、
⑥安否報告説明カード、⑦救急手引き、⑧レインコート、
⑨簡易トイレ、⑩不織布マスク、⑪軍手、⑫防水ポーチ本体
これまで多くの方々から本基金の活動趣旨にご賛同いただき、多大なご支援を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。また、令和5年度は、物価上昇の影響等による学生の経済的負担を軽減するべく、延べ 8,867人の学生に 4,326,914円の支援活動に活用することができました。重ねて感謝申し上げます。
令和6年度につきましても、本基金を活用し、意欲と能力のある学生が、経済的理由で修学や進学を断念することなく学業に専念できるよう支援の充実に努めてまいりますので、何卒、格段のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
1-2. 個人からの寄附(修学支援事業基金へのご寄附の場合)
http://www.miyazaki-u.ac.jp/kikin/post-8.html
これまでの活動報告は、こちらのサイトに掲載しております。
http://www.miyazaki-u.ac.jp/kikin/2.html
令和6年12月11日(水)、「宮崎大学教育学部小中一貫教育コース小学校主免専攻『宮崎県教員希望枠』」で入学した学生を対象とした「ひなた教師セミナー」の閉講式が行われ、第一期生15名が所定のプログラムを修了しました。
「宮崎大学教育学部小中一貫教育コース小学校主免専攻『宮崎県教員希望枠』」は、宮崎大学教育学部と県教育委員会が連携して、令和4年度から全国に先駆けて開始した制度で、県内外から注目を集めています。この小中一貫教育コースの『宮崎県教員希望枠』で入学した学生は、1年次から、宮崎県内の学校現場の視察や、現職教員による実践的講義などを受講してきました。また、1年間に2回の県教委職員と大学教員とによる個人面談などを通じて、きめ細かなサポート体制の下で高い実践力を身につけてきました。
今回の閉講式には、これら一連のプログラムを受講した平成4年度入学の第1期生(現3年生15名)のほか、宮崎県教育委員会関係者と宮崎大学教育学部の関係者が出席。戸ヶ﨑泰子教育学部長と宮崎県教育庁義務教育課長の田中幸一氏から、15名に対して激励の言葉が贈られ、学生を代表して稲田千紗さん(教育学部3年)から、「子どもの背中を後押しできる教師となることができるように、ひなた教師セミナーで学んだことを忘れずに、挑戦し続けられる教師になりたい」と、今後の抱負が述べられました。
15名は、令和7年2月を目処に教育学部長の推薦を受け、令和7年度に実施される宮崎県教員採用試験の特別選考試験の受験資格を得る予定となっております。
宮崎大学教育学部としましては、県教育委員会などと密接に連携しながら、近年深刻となっている教員不足の解消を目指すとともに、将来的に高い実践力とリーダーシップを身につけた教員を育成していくことで、本県の教育環境のさらなる充実に努めてまいります。
県教育委員会や関係外部団体の職員が講師となり、社会性や倫理観、人間性等を高めるための講義を月1回程度開き、本県の小学校教員に求められる資質や能力を身につけていきます。令和6年12月現在、「宮崎県教員希望枠」学生は、1期生(3年生)15名、2期生(2年生)15名、3期生(1年生)29名が在籍しています。
【関連記事】
SDGsから見る宮崎大学「ひなた教師セミナー」https://www.miyazaki-u.ac.jp/sdgs/mediafile/1005_edu_hinata.pdf
令和6年12月11日(水)、本学の学生・教職員の防災意識の高揚を図るため、木花キャンパスにおいて自衛消防訓練を実施しました。
当日は、安否確認システムを使用した緊急連絡訓練、震度6強の地震が発生したことを想定したシェイクアウト訓練、火災発生を想定した自衛消防訓練を行い、参加者は避難経路の確認や実際に屋内消火栓の操作を行うといった様々な体験型の訓練を通じて、防災の重要性を改めて認識し、充実した訓練となりました。
また、教育学部・地域資源創成学部棟では放水訓練や救護訓練が行われ、創立330記念交流会館前では、消火器訓練や煙体験、地震体験車を利用した地震体験なども行われ、学生と教職員が参加しました。
宮崎県では、令和6年8月8日に、日向灘沖を震源とした最大震度6弱の地震が発生し、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」による特別な注意が出されました。今後40年以内に南海トラフ地震の発生確率が90%とも言われる状況でもあります。本学としましては、今後も定期的に訓練等を実施し、防災意識向上を図るとともに、万が一の緊急事態にも適切に対応できるように努めてまいります。
▼10カ国26名が参加 - つながる防災セミナーを開催 - 【2024.11.27 宮崎大学】
https://www.miyazaki-u.ac.jp/kokusai/english/news/2024/11/international-student-welcome-party-was-held-1.html
令和6年12月7日(土)、第41回NHK全国大学放送コンテスト(通称「大学Nコン」)が京都アスニー(京都市)にて開催され、宮崎大学学生放送局(MUSB)が「映像番組部門」で3位に輝きました。
第41回NHK全国大学放送コンテストは、「アナウンス部門」「朗読部門」「音声CM部門」「ラジオ番組部門」「映像CM部門」「映像番組部門」の6部門で行われ、宮崎大学学生放送局MUSBは、映像番組部門に43作品が提出されたなかで、堂々の3位に輝きました。
受賞した作品名は「絶やさない」。神話のふるさと宮崎県で古くから継承されてきた神楽(かぐら)の伝統を絶やさないよう、幼い頃から神楽を舞い、その文化を継承していこうと奮闘する大学生にスポットをあて、6分という短い時間で奥深く表現していたことが高く評価されたものと思われます。
映像は、以下の宮崎大学学生放送局(MUSB)のリンクから視聴することができます。
https://www.youtube.com/@MusbTv
MUSB宮崎大学学生放送局は、大学での出来事をニュース番組にして大学内外へお知らせする活動を行っています。年に一度NHK全国大学放送コンテストに作品を提出したり、学園祭の配信を行ったりと精力的に活動しています。現在MUSBでは部員の募集をしています。アナウンスをしてみたい人、カメラや配信機材に興味がある人を大募集中です。
]]>令和6年12月6日(金)、株式会社ギャプライズ代表取締役CEOの甲斐 亮之氏を特別ゲストにお迎えし、みやざき未来研究所「世界最先端のテクノロジーを日本へ ー宮崎出身起業家の甲斐さんから聞くデジタルマーケティングー」を、地域デザイン棟をメイン会場にオンラインでも参加ができるハイブリット形式で開催し、オンライン参加者を含めて54名の皆さまにご参加いただきました。
甲斐氏からは、身近なマーケティングの話しを通じて、以下のようなことが訴えられました。
多くの疑問を持つこと、自分でコントロールできる事に目を向ける事
いい仕事とは、相手に頼まれた事を130%で返すこと、自分のスキルも上がり相手も喜んでもらえる「顧客志向」のお仕事。
大きな価値を見出すとポジティブな人が集まり、交流の輪が広がる。その先に明るい未来がある。
(自分自身は)コンフォートゾーンから出て、未知の環境に身を置いたときに自分の人生が豊かになった。
面白そうだなと思ったら一歩踏み出して新たな経験をし、数字にならないBS(バランスシート)を積み上げてほしい。
また、甲斐氏の講演後に行われた意見交換の時間では、参加者に『人生の軌道修正を宣言』をしてもらい、参加者からは「(今後は)意味のある飲み会だけに参加する」、「住む場所を変える替えることは難しいが、心理的な場所を変えると軌道修正できる」、「誰とやるかで変わるのではないか」など、多くの意見が出て盛り上がりました。
最後に、毎回恒例となったグラフィックレコーダーの小川綾氏(ワカツタ)が講義の要点をまとめたグラフィックレコードをその場で披露し、参加者から歓声が上がりました。
ワカツタ 小川さんによるグラレコ
令和6年度第9回は令和7年2月5日(水)を予定しております。
内容決定いたしましたら下記URLに配信いたします。
https://www.miyazaki-u.ac.jp/kscrs/sangaku/event/miraijuku.html
ミヤダイミライ塾「みやざき未来研究所」;
少子高齢化や事業承継問題など、地域が抱える課題が多様化するとともに、地域において分野を超えたノウハウの共有・連携などの重要性が高まっていることを背景に、宮崎のさらなる活性化に向けて議論を深めていくことを目的としている。宮崎県や宮崎県工業会、宮崎県商工会議所連合会の後援を受けて実施するもので、学生のみならず一般の方も無料で受講できるようにしており、高校生から地域住民までが一緒になって宮崎の未来について考える講座となっている。令和5年度は計12回開催し、延べ学生205名、教職員145名、公共団体等職員130名、企業等職員206名、その他38名の計724名が参加した。毎回、対面形式とオンライン形式を併用するハイブリッド形式で実施しているため、自宅からでも視聴が可能となっている。受講料無料。
特別講師 島中 翼氏;
宮崎県宮崎市出身。2008年に宮崎市役所に入庁。
バングラデシュITエンジニアと市内企業の採用マッチング事業や青島地域の遊休地再開発等、産学官連携を数多く経験。2024年4月より、宮崎の多様な連携による課題解決を推進する宮崎オープンシティ推進協議会に出向中。
カーボンニュートラルをはじめとするGX技術開発の牽引のために、2024年4月に宮崎大学GX研究センターを設置したことを受け、ホームページを開設したのでお知らせします。
GX(グリーントランスフォーメーション)とは、化石エネルギー中心の産業・社会構造をクリーンエネルギー中心の構造に転換していく経済社会システム全体の改革への取り組みです。
本センターは、カーボンニュートラル研究開発部門、地域防災レジリエンス部門、GX教育部門の3部門で構成され、地域から世界に向けた技術開発を全学組織として遂行します。
先端研究推進本部のもと、産業動物防疫リサーチセンターおよびフロンティア科学総合研究センターと共に、機動的かつ戦略的に社会実装を目指した先進的プロジェクトを進めます。
▼宮崎大学GX研究センターホームページ
https://www.miyazaki-u.ac.jp/gx/
第38回青島太平洋マラソン(2024年12月8日開催)が迫ってきました。本大会は、宮崎県内最大のマラソンイベントで、宮崎大学から車で約10分の場所にある宮崎県総合運動公園がスタート・ゴール地点となっていて、今年は、全国各地から12,338人のランナーにエントリーしていただいています。
例年、本学の学生・教職員100名以上がエントリーしているほか、大会運営面(救護面)においては、本大会のメディカル委員会委員長を帖佐悦男特別教授が務め、本学医学部整形外科講座を中心としたスタッフ約40名、AED隊として医学部学生約20名が大会をサポートしています。また、木花キャンパスの駐車場の臨時駐車場としているなど、全学的に協力させていただいております。
2024年大会の当日の天候は晴予報で、気温も平年並みが予想されています。ランナーの約半数が宮崎県外からの参加と言うことですので、この機会に宮崎の魅力を体感していただければと良いですね。
宮崎大学は地域のイベントへの協力を通じて、地域の更なる活性化に貢献していきます。
▼2024年宮崎大学注目のランナー
興梠聡志さん(医師:医学部部附属病院集中治療部)
自己ベスト2時間27分台の記録を持ち、走る麻酔科医の異名を持つ。
→ 興梠聡志さんは、2時間38分32秒で総合22位になりました。(2024年12月10日更新)
△左から:興梠聡志さん(宮崎大学医学部附属病院)、福崎崇宏さん(宮崎東病院)
]]>2024年12月4日(水)、宮崎県立門川高等学校総合学科(栽培ビジネス系列)1年生30名の生徒の皆さんに宮崎大学を訪問していただきました。
まず、木花キャンパス内で太陽光関連施設の説明や大学全体の概要説明を受けた後、農業博物館内に展示された動植物の標本や100周年にかかる展示などを見ていただきました。その後、木花フィールド(農場)に移動し、トマトが育てられているハウスや野菜や果物が育てられている畑を回りながら、松尾光弘講師から、大学生がどのように農業を学び、大学の農場がどのような取り組みをしているのか、説明を受けました。
お昼休み時間には、晴天の下で、キャンパス内芝生エリアに設置されたテーブルなどで昼食を取ってもらいましたが、大学の雰囲気を堪能することができたのではないでしょうか。
門川高校の皆さん、ありがとうございました。
2024年11月26日(火)~28日(木)に東京ビッグサイトで開催された農林水産省主催の「アグリビジネス創出フェア2024」に宮崎大学が出展しました。
このイベントは全国の産学官の機関が有する最新の農林水産・食品分野などの研究成果を、展示やプレゼンテーションを通じて分かりやすく紹介し、研究機関同士や研究機関と事業者との連携を促す場として開催される「技術交流展示会」です。
本学ブースには民間企業、行政機関、研究機関など1日平均約200名が訪れ、開発中の製品の改良点の追求や販路拡大に向けて研究内容を紹介しました。今回紹介された研究内容は、「牛の顔認証AIアプリとデータ駆動型家畜防疫システム(農学部獣医学科 関口敏教授)」、「MaMeCon Projectによる微生物叢制御技術を基盤とした持続的農業生産と健康福祉の向上(農学部応用生物科学科 榊原陽一教授)」、「エアー式動物用手術台(農学部獣医学科 佐藤礼一郎教授)」です。
また、農学部畜産草地科学科の坂本信介教授と三菱電機先端技術総合研究所との共同研究「エアコンのセンサ技術を応用した家畜の体温・体調測定システム」についても展示し、事業化に向けて活発な意見交換を行いました。
27日(水)は、農学部応用生物科学科の井上謙吾准教授が「MaMeが世界を救うー持続的農業生産と健康福祉の向上ー」と題したプレゼンテーションを実施。約20名に参加いただき、発表後も多くの方にブースへお越しいただきました。
宮崎大学のブースにお越しくださった皆様ありがとうございました。
【関連記事】
▼牛の顔認証個体識別を起点とする家畜防疫と飼養衛生管理対策のDX化に着手(2023.7.21)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/notice-info/dx-2.html
▼【出展案内】アグリビジネス創出フェア2024(研究・産学地域連携推進機構HP)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/kscrs/sangaku/2024/11/content.html