もうすでに9000個以上の抵抗をハンダ付けしているので、そろそろ完成ということにしてもいいかなと思っている。 pic.twitter.com/zRipSrA45v
— 三木 崇行 (@mikitakanamono) 2016年10月4日
ここんところ、ずっと作っている猫の作品制作を最優先な日々を送っております。
頑張ったおかげでかなり密度感が出てきて、まさに猫様って感じの貫禄が感じられるようになってきたので、ぼちぼち完成ということにしてしまいたいです。
すでに、抵抗(電子部品)を9000個以上ハンダ付けしているので、もういいんじゃないかな・・・ていうか半年くらい作り続けているので、いいかげん終わりにしたいです。
てなわけで、どんな感じで作品を作ってきたのか、作りながらちょいちょい写真を撮っているので紹介していきたいと思います。
電子パーツをハンダ付けして作る猫が完成間近
電子パーツの猫、まだ完成というわけではありません。だけど、これからの作業で、そうそう雰囲気が大きく変化することもないと思うので、この記事がこの作品の最後の制作風景の紹介となるかと思います。
ちなみに、これまでの制作工程の紹介は以下の記事を見ていだだければと思います。
制作の様子
↑これまでの記事で紹介したのは上記の写真のあたりまででした。
ここからは、ひたすらに「抵抗」と呼ばれる電子パーツをハンダ付けして、密度を上げていく作業です。
一つ一つピンセットで摘んで、1つずつハンダごてでハンダ付けしていくので、けっこう根気が必要な作業なのですよ。
↑こんな感じで貼っても簡単にはがせるマスキングテープで固定して、顎の下とかの手が届かない場所もやっていきます。完成が近くなると、こういう目立たない場所にもどんどん手を入れていかねばなりません。
↑耳を補強。
パーツの数が足りなくなったら、必要であると思われる数だけ、パーツの大きさを整えて用意します。
このあたりからかなり密度感が出てきて、作ってるものを遠くから眺めるのが楽しくなってくる。(細かい作業だから腰とかすごく痛くなるけどね。)
このあたりで、とっておいた抵抗の入っていた100個入りのチャック袋の数が90袋をこえていてビビる。100×90なので、すでに9000個以上使っているということに・・・やばいね。
↑尻尾の裏側など、手が届きにくい場所は、寝かせてやりやすい角度から手を入れていきます。
猫の表情が無理やり手術台に乗せられたような表情に見えたような気がしました。
ほぼ完成
以上のような感じで作ってきました。
そして、今日くらいでほぼ完成でいいかな?と思えるところまできました。
ここんところずっと頑張っていたおかげで、かなり密度が上がってきた感じがするので、ぼちぼちいいのではないかと。
↑側面から見たところ。以前よりもシルエットがはっきりして、実体感が増したような気がします。
↑拡大すると、こんな感じ。
最初の頃は、スケスケで幽霊っぽいような感じにも見えていたので、あの頃と比べるとえらい差です。
目の部分だけは、「抵抗」ではなくて、また別の種類の電子パーツです。これ、「光センサー」という部品なのだそうだけど、作品そのものには、光ったりとかそういう仕掛けが特にあるわけではなくて、見た目的な部分で選びました。
足は、なかなかかわいらしい感じにできたのではないかと。
↑内側は完全な空洞ではありません。なので、焦点距離を変えたり、いろんな角度から見たりすると、内側も透けて見えるのがポイントだったりします。だから、写真だと上手いこと魅力を伝えきれないのが残念。可能であれば、実物を肉眼で見てほしいですね。(展示の予定が決まった際にはこのブログでお知らせします。)
裏側は、ペターンとしています。透明なガラス製のテーブルに座った猫を真下から眺めたような感じ???
全体の見た目の雰囲気は以上のような感じです。
まとめ
今回の作品は「猫」をモチーフとして作ってきました。
ここ数年の、僕の電子パーツをハンダ付けして作る作品シリーズの中では、実は、今回の作品は一番使用しているパーツの数が多いですね。
今までだと、最大で5500個とかでしたから、かなりの労力をかけて作っております。
大体のところは今日までの作業で終わったので、これからはじっくりと仕上げの作業をしていきたいと思います。全体のバランス調整の時間ですね。
こういうタイプの作品って、作っている過程のどの辺りで完成とするのか?という判断が非常に難しいんですよ。今すぐ終わり!ということにもできるし、ずっとずっと作り続けることも可能ではあります。
だけど密度感が半端ない感じかな?って思うようになってきたので、いい感じのところで完成!ということにしてフィニッシュします。
そして完成したら、この猫様の写真をもっと真面目にきっちりと撮影して、作品のコンセプトなどについても書こうと思っています。
あとは、作品のタイトルですね・・・考えてはいるんだけど、実はまだ決まっていなかったり・・・
どうしようかな。
抵抗をハンダ付けして作った猫。名前はまだ無い。