ブラインドタッチの際、ほとんどのキーボードではFキーとJキーに突起や印がついており、ホームポジションを確認しやすくなっています。
しかし、頻繁に使用するほかのキーにも、同様の目印があれば便利だと感じることはないでしょうか。
そんな悩みを解決してくれるのが、キーボードマーキングシールです。この記事では、キーボードマーキングシールの具体的な使用方法や実際の活用例をご紹介します。
指の感触に合わせて細かくカスタマイズ
一般的なキーボードでは、FキーとJキーの突起や、エンターキー、スペースキーの大きさなど、一部のキーには触覚で判別できる特徴があります。
筆者は、基本的なブラインドタッチはできるものの、ショートカットキーや読点などを入力するときはついついキーボードを見てしまいます。
また、Macを使いはじめてから約2年。Windows時代と比べてショートカットキーの使用頻度が増加したと感じています。頻繁に使うCommandキーやControlキーには目印がないので、目でキーを確認していました。
そんな課題を感じているところで見つけたのが、キーボードマーキングシール。
このシールの特徴は、三角形や丸形、キートップ全体を覆うサイズのものなど、さまざまな形状や大きさが用意されていることです。


無色透明なので、キーボードに印字されているアルファベットやひらがなを隠すことなく目印をつけることができます。
人によって指の大きさやキーボードとの接触面積は異なるため、キー全体に凹凸感が必要な方もいれば、わずかな突起だけで十分な方もいるでしょう。自分の手触りに合わせて貼り方をアレンジできるのがこのシールのポイントです。
使い続けてわかる自分の触覚
使い方は非常にシンプルで、キーボードを拭いてシールを目的のキーに貼るだけ。
ただし、特に小さいサイズのシールを貼る際は、ピンセットの使用が推奨されています(たしかに、指で直接貼ろうとすると、シールが指に付着して粘着力が低下したり、貼り直しの際にシールが変形してうまく貼れないことがありました)。
では、何枚かシールを試して使用していきましょう。


今回はCommandキーとControlキーに新たなシールを付け足してみました。
筆者の感覚として、キートップ全体に凹凸感があるタイプのシールのほうが、触覚的に認識しやすいと感じました。



ちなみに筆者は、自宅のMagic KeyboardとMacbook本体のどちらでも同じような感覚でタイピングができるよう、両方のキーボードの同じ位置にシールを貼付しています。

正直なところ、今でもキーボードを見て打ってしまうことはありますが、無意識のうちにスムーズにタイピングできている場面も増えてきました。
これはキーボードシールの効果ではないかと実感しています。

今後も必要に応じて新たなキーにシールを追加していく予定です。特に、最近は音声入力機能を活用する機会が増えてきたため、音声入力キーにもシールを貼ろうと考えています。
自分の指に合わせてキーボードの打ちやすさを高めたい方におすすめです。
「これ買ってよかった」の記事をもっと読む重田信
1987年奄美大島生まれ。2014年から日本人学校の教員として、タイ・バンコクと中国・深圳で計8年勤務。帰国後にライターとしての活動を始め、Webメディアを中心に、生成AIの活用法や著者インタビューなどの記事を執筆している。2024年からは日本の小学校で講師としても勤務している。
撮影・執筆:重田信
──2024年12月31日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
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