Inc.:人類が共通して欲しているものを1つ挙げるなら、それは「幸せ」です。アメリカ人にとって、「幸福の追及」は独立宣言のなかに明記されているほどです。

しかし幸せを追及した結果は人によって大きく異なります。ある人は最悪の状況下でも明るくて、ある人は恵まれた環境にありながら不幸せです。その違いの一部は遺伝的な体質によるものかもしれませんが、40%の幸せは私たちがコントロールできる行動や考え方に左右されると言われています。

では、幸せな人々は幸福感を高めるためになにをしているのでしょうか?1. 余裕がある。幸せな人々は立ち止まってその瞬間を楽しむ方法を知っています。

彼らはペースを遅め、違うことに注意を向けて自分の見える範囲内だけに留まりません。すべての瞬間に意味があることを理解しているので、辛いときでさえ逃げ出さずそこから美しいものやポジティブなものを見つけてそれに集中することができるのです。

2. 細かいことにとらわれない。幸せな人々は2つの条件を満たす物事だけに努力を費やします。1つは本当に重要なものであること、そしてもうひとつは自分のコントロールができる範囲内のものであることです。自分の手に負えないものや役に立たないことを無視する方法を学ぶことは幸せになるための確実な道です。

3. 辛いときでも諦めない。幸せな人は辛い時期を乗り越えます。失敗をものごとの終わりとは考えずに再度なにかを始める準備と考えるのです。彼らは険しい道を行くほど美しい光景が待っていることを知っています。過去から前に進める人は幸せになるだけではなく成功者となります。なぜなら彼らは困難を乗り越える方法を知っているからです。

4. 目標やビジョンを達成するために頑張る。幸せな人は大きく夢を見ます。その夢を目標に設定して、実現のために必死に努力します。彼らは夢を見ること、そして達成のために頑張ること両方があってこそ満足に感じることを分かっています。自分は何者なのか、そしてなぜそれを実現したいのかを最初に決めてそれを得るためにできる努力をすべてする必要があります。

5. 幸せな人たちに囲まれている。幸せな人は一緒にいる人が自分の感情や考え方、行動に大きな影響をもたらすことを知っています。幸せな人の周りにいることで、自分も幸せになり、反対に不幸せな人と一緒にいれば自分も不幸せになります。ネガティブな人や体質的に不幸せな人と完全に関わらないことは現実には難しいかもしれませんが、彼らの思考パターンを拒否することでその悪影響を最小限に抑えることは可能です。

6. 自分の体をいたわる。体と精神は繋がっています。もし自分の体をいたわらなければ、精神的なエネルギーは向上しません。十分に睡眠をとり、良い食べ物を食べてよく運動することは心に栄養を与えることなのです。

7. 対処方法を備えている。私たちの性格は状況に対する反応(特に悪い状況)で見分けることができます。対処法を準備しておくことで困難をポジティブに乗り越えることができます。困難な状況を予想してあらかじめ対処しておけば問題が起きてもオーバーロードにならずに済みます。そして、困難な状況下での良いマネジメントは自分の成長と幸せに繋がるのです。

8. 自分が得るよりも多くのものを与える。幸せな人はなにかを受け取るよりも与えることを好みます。より多くを人に与えることで自分はより多くを手にすることができるということを理解しているからです。謙虚さと人助けは幸福感を生み出し、自身の成功に繋げます。幸せになるための最良の方法は、我をなくして人のために尽くすことです。

9. 居心地の悪いところへ飛び込んでいく。なにかを達成したいならリスクを取ることは避けられません。幸せな人は居心地の良い場所で留まることでは満足できません。良いタイミングを待つのではなくて、居心地の悪さを引き受けて自分で良い瞬間を作り出すのです。

10. 人間関係を築く。人間は深い関係なしに幸せになることはほとんど不可能です。他者との繋がりは幸福感を増大させます。深い人間関係を築くということは、他者を自分の人生のなかに受け入れることであり、同時に自分の過去を他者に受け入れてもらい、自分のこれからを応援してもらうことです。

幸せになりたくない人なんていませんよね。上記で紹介した10個の習慣を自分自身に当てはめて、幸せになるためにどれか1つの習慣を始めてみてはいかがでしょうか?その見返りはとても大きいでしょう。

10 Proven Habits of Happy People | Inc.

Lolly Daskal(訳:wasabi)

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