普通のスーパーマーケットには約4万点の商品があり、欲しい物に達するためにはこれらの膨大な商品を無視しないといけません。Daniel Levitin氏の著「The Organized Mind」によると、生産的であるために無視するべきことは更に4万以上もあるのです。Shane Parrish氏はFarnam Streetブログにてこの本を特集しています。
「脳科学者は、生産性とモチベーションの低下は1日に決定する数が多すぎることが原因だと結論づけています」。私たちは1日のうち、限られた数の決定しか行えません。つまり、1日にできることは限られているのです。限界に達すると、どんなに重要なことでも関係なくなります。「どうでも良いことと重要なことの区別が難しくなり、情報処理全てに疲れてしまうのです」
その日を通して、圧倒的な数の意思決定事項に直面するとぐったりすることはよくあることでしょう。何百ものつぶやき、Facebookの更新、メール、書類、友人や同僚からの依頼など、精神的疲労は私たちにとって日常的なものです。
この嵐を静め、脳を再活性化する方法があります。Parrish氏はLevitin氏の研究から、毎日の作業の中で何を重要視しているかを理解すればするほど、意思決定力をコントロールできるようになると説明しています。精神的な疲労を避けるためには、どうでもいいことはキッパリ無視する力も大切です、自分の判断基準を尊重する必要があるのです。1日の目標を書き出すこと、その1日で何が重要であるか考えること、一日の出来事を書き留めることも、精神的な安定を得るための具体的な方法です。
How to Battle Decision Fatigue|99U
Tanner Christensen(訳:Conyac)
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