ここまで来るのに時間がかかりましたが、今ではiPadもiPhoneに劣らないくらいアプリが充実しています。選択肢が多すぎて、価値のあるアプリを見つけ出すのが難しいくらいです。米Lifehackerイチオシのアプリを集めた「Lifehacker Pack for iPad 2014」を参考に、あなたの時間を節約してください。
生産性向上ツール
Mailbox or Evomail
iPhoneではメールアプリが山ほどありますが、iPadでは選択肢は限られます。どのアプリがベストかはあなたの使い方次第です。メールの新しい使い方を提案した『Mailbox』は、iPad版もかなり良い出来です。従来型のメールアプリがいいなら、『Evomail』がシンプルでオススメ。完璧とは言えませんが、無料ですし、試す価値があるアプリです。
Drafts
『Drafts』は、シンプルさと、パワーユーザー向けのオプションを兼ね備えた、米LHお気に入りのメモアプリです。Draftsはいわばメモの中央ハブとして機能し、さまざまなサービスとも連携します。例えば、あなたが『Simplenote』を愛用しているなら、Draftsでさっとメモをとり、直接Simplenoteに送ることもできます。『Evernote』が好き? DraftsならEvernoteにも簡単にエクスポートできます。Draftsは、メモやアイデアをさっと書き留めるのには最適なアプリです。デバイス間の同期も可能です。
Clear
メールアプリと同じく、ToDoアプリもiPhoneなら無数にありますが、iPadでは選択肢は限られます。その点を加味すれば、『Clear』はかなり簡素ですが、おススメできるアプリです。使い方も簡単で、スワイプ操作も快適、余計な機能もなく、ToDoアプリとして十分に使える出来です。
Paper or Penultimate
『Paper』は、素晴らしすぎるスケッチブックアプリで、そのブラシ機能を使えば、最悪のアーティストも天才に見えてしまうほど。使い方も簡単で、カラーパレットもダウンロードで追加できます。もう少しメモ寄りの使い方をするなら『Penultimate』がおススメ。さまざまな種類のノートブックが作れて、Evernoteとも連携、シェアやバックアップも簡単です。タッチペンも使えます。
Sunrise Calendar
『Sunrise Calendar』は、米LHお気に入りのiPhone向けカレンダーアプリです。無料で多機能、操作も簡単です。ビューの切り替えや同期機能など、カレンダーとして必要な機能をすべて備えています。中でも素晴らしいのは、天気やGoogle Maps、Evernote、TripItといった他のサービスとの連携です。とにかく多機能でパワフルなカレンダーアプリです。
Editorial
iPadで執筆するのは素晴らしい体験です。また、それ用のアプリもたくさんあります。『Editorial』は、自由にカスタマイズできる優れたライティングアプリです。Editorialの最大の売りは、テキスト拡張、アプリケーション・トリガーなどの自動化機能です。望むことは何でもできるパワフルさを備え、同時にシンプルなライティングにも使える優れものアプリです。
インターネットとコミュニケーション
Chrome
iPadでは、サードパーティのブラウザはスピード面で不利な立場にいます。Appleが『Safari』を特別扱いしているからです。しかし、『Chrome』の長所がすべて使えないわけではありません。デスクトップPCでChromeを使っているなら、Chromeの同期機能だけでも、Safariから乗り換える理由になります。Chromeには他にも、デスクトップビュー、プライベートモード、タブ、スピードダイアルなど、優れた機能が豊富に揃っています。
Facebookの公式アプリは、iPhone版も使いやすいですが、iPadではさらに使い勝手が良くなっています。広い画面、すべてを見渡せるワイドビュー、豊富な機能もすべて使えます。
Google Hangouts or Skype
『Skype』は長い間、ビデオ会話の王者でしたが、近年、『Google Hangouts』が猛烈に追い上げています。理由はシンプルです。今や誰もがGoogleアカウントをもっています。そして、Google Hangoutsを使うのに必要なのは、Googleアカウントだけだからです。iPad版は画面も広く、iPhone版よりもずっと使い心地が良くなっています。簡単にビデオ会話ができて、コストもかかりません。とはいえ、VOIPの雄はいまだにSkypeであり、一般にも広く浸透しています。実際、どちらも優れたアプリです。好きな方を使ってください。
IM+
優れたIMクライアントとは、さまざまなサービスと連携し、異なる種類のメディアに対応し、デバイス間で同期できるアプリです。『IM+』はそのすべてを備えています。相手がどんなサービスを使っているかを気にせず、誰とでもチャットが可能です。
ユーティリティ
Dropbox
『Dropbox』はすでに最高のクラウドストレージサービスですが、その真骨頂はモバイルアプリにあります。ファイルブラウザとして使えるのはもちろんのこと、撮影した写真のアップロード、ファイルの編集、他のサービスを介したファイル共有などが可能。また、iPad版のPDFビューワーだけでも使う価値はあります。
Air Display
デスクトップPCの画面をiPadにミラーする方法はいろいろあります。米LHのお気に入りは『Air Display』です。このアプリを使えば、iPadをセカンドモニターとして使えます。広い画面は本当に快適です。
Launch Center Pro
『Launch Center Pro』を使えば、アプリの特定の機能を直接呼び出すショートカットを作れます。Launch Center Proを起動して、利用したいアクションボタンを押すだけ。メールの送信、リマインダーの作成など、あらゆるアクションを一発で実行できます。
Actions for iPad
『Actions』はiPadをショートカット専用マシンにできるアプリです。Actionsを使えば、iPadにPCのあらゆるアクションを実行するボタンを並べられます。キーボード拡張ツールとして使えばとっても便利。非常に多用途なアプリです。
If This Then That
『If This Then That』は、米LHお気に入りのウェブアプリですが、iPadアプリもかなりパワフルです。外出先からでもレシピを作成できるだけでなく、iPadの連絡先、写真、リマインダーを連携させて、iPadのあらゆるワークフローを自動化できます。
Eブック、音楽、写真、動画
iBooks or Kindle
iPadのEリーダーアプリはどれも似たり寄ったり。いずれもモバイルで本が読めて、ブックストアと連携します。もしあなたが、iPhoneで『iBooks』を使っているなら、iPadでもiBooksを使えばよいでしょう。同じことが『Kindle』アプリにも言えます。自分の状況に合わせて選んでください。
Reeder
『Reeder』は米LHお気に入りのRSSリーダーです。最近のアップデートで、Feedlyを含む、いくつかの他社のRSSリーダーに対応しました。Reederはインターフェースもシンプルで使いやすく、あとで見たい記事を素早く保存可能。他のデバイスとの同期も簡単です。
Instapaper, Pocket, or Readability
デスクトップPCのブックマークサービスも素晴らしいですが、その真価を発揮するのはiPadにおいてです。デスクトップで読みたい記事を保存しておき、iPadからアクセスれば、読む場所を選びません。それぞれ長所・短所がありますが、どのサービスも素晴らしい出来です。好きなアプリを選んで使ってみてください。
iPadは「読む」ためには最高のデバイスです。ウェブ上のコンテンツを集めたいなら、『Flipboard』がベストな選択です。カテゴリーで整理できるだけでなく、特定のテーマに関する雑誌だけを購読する(または、自分で雑誌を作る)ことも可能。iPadで、高度にカスタマイズされた自分だけの雑誌を読むのは格別ですよ。
Plex
『Plex』を使えば、iPadがメディアレシーバーになります。デスクトップアプリと連携させれば、どこからでもビデオのストリーム配信が可能。自宅で見ていたビデオの続きを、外出先でも見られるのは素晴らしい体験です。
Downcast
iPadでポッドキャストを聴くのは最高の暇つぶしですが、Appleの標準機能はイマイチです。米LHは『Downcast』の大ファンです。最初にセットアップすれば、ほとんどのことを自動化できるからです。アプリ内でポッドキャストをダウンロードできるほか、ストリーム配信に限定することも可能。Downcastは、他のアプリを圧倒するほど便利な機能でいっぱいです。
Amazon Instant Video, or Hulu
『Amazon Instant Video』、『Hulu』、iPadでTVを視聴できるアプリはどれもかなり似ています。どのアプリを使うかは、どんな番組を見たいかによるでしょう。
Thorin Klosowski(原文/訳:伊藤貴之)