気づけば12月。2014年はすぐそこです。そして、来年はお財布にも悩ましい消費税のアップが控えている...。平成26年4月から8%になり、その後は平成27年10月から10%になる可能性も。10%っていまの倍ですよ? 家計が苦しくなることも見越して、まずは今年使ったお金を振り返ってみました。何か削れるものはないかなと。
家計簿を見ていくとありました、スマホの利用料。スマホは欠かせない存在とはいえ、毎月まとまった金額が引かれるのも事実。「家計簿なんてつけていない」という方も、月々の「通信費」なら、明細書や契約キャリアのウェブサイトから履歴が見られますのでチェックしてみましょう。毎月5000円以上かかっているならば、これからお伝えする通信費をガツンと減らす方法は、ぜひ一緒に検討してみる価値があるのではと思います。
もう「MVNO」でメインのスマホを運用できるのでは?
その方法とは、これまでのキャリア契約を解約し、スマホをMVNOのSIMで運用すれば通信費を大きく削減できるのではないか、というもの。「MVNO」とは、スマートフォンやタブレットにデータ通信専用のSIMカードを挿し込んで利用するサービスの総称です。
使いはじめも案外、お手軽。申し込みをして、届いたSIMを挿し込み、本体でちょっとした設定を行えばOK。月の利用料金はキャリア契約よりもかなり割安です。
近々にキャリア契約の更新月があるなら、まさに乗り換えのチャンス。キャンペーンでさらに割安にできる可能性もあります。条件やスペックを見比べて、今回は初期費用と月額利用料が最大1カ月無料になるキャンペーンを実施中の「ぷららモバイルLTE」を選びました。
デメリットもあるけれど、実は大したことないのかも?
MVNOに切り替えることで、基本的に通話サービスがない、キャリアメールが使えなくなることがある、友人たちにメールアドレス変更の連絡をしないといけないなどのデメリットもあります。
ただ、家計の見直しをしつつ今年を振り返ってみると、このデメリットは大した問題ではないとも思えます。なぜなら、この1年間でネットの利用シーンやコミュニケーションの環境は大きく変わったなと感じるから。そして、「ぷららモバイルLTE」ならば、その変化にも十分に対応できそうだからです。
まずは、そう思えた理由を大きく4つ挙げてみます。
スマホを取り巻く環境は大きく変わった
この1年でさまざまなアプリやツールが進化したおかげで、従来の「電話をかける」「キャリアメールを使う」といった行動は、もはや「あってないようなもの」になっていたのです。私の場合は、以下4点が大きな変化といえます。
1.コミュニケーションの主役が「電話」から「SNS」へ
いまや友人とのコミュニケーションは、料金のかかる電話よりも、LINEやFacebookでのメッセージのやりとりがメインに。キャリアメールもほぼ使わず、メールが必要ならGmail。それに親しい友人はほぼ何かしらのSNSでつながっていますし、わざわざ新しいアドレスを連絡しなくてもよさそう(いっそ電話帳の整理も兼ねて、連絡する人を絞るくらいで良いのかも)。つまり、ネットにつながっていればコミュニケーションは取れる。
2.音声通話アプリの品質・使い勝手が向上した
急ぎの用事やお店の予約など、通話をしたい場合はIP電話アプリの出番。050Plusなどは同じアプリ間なら無料で使えますし、固定回線にかけるときも割安に済みます。LINEやSkypeなど通話できるアプリも豊富にありますし、SIMフリーのiPhoneやiPadならばFaceTime Audioという手も。
3.ニュースや情報を届けてくれるアプリが便利すぎる
Gunosy、SmartNews、Anttena、NewsPicksなど、ウェブに点在するニュースや記事を収集・配信してくれる「ニュースアグリゲーションサービス」が大流行。スキマ時間で手短に情報収集する手段が出揃ってきました。たくさんのニュースサイトを開いてうろうろしないので、ずっと通信している必要もありません。会社や街中のWi-Fiスポットもフル活用すれば、スマホ単体で通信するシチュエーションは意外に少なそう。
4.動画や地図などを見るときだけは高速回線が欲しい
最近は高速回線が欲しいシーンも増えました。たとえば、YouTubeやVimeoといった動画サービスは高画質のものでも待たずに見たい。Googleマップのような地図アプリは、困った時にすぐ使いたい。データ容量が多くなったサービスを使うときは、やっぱりLTEがうれしい。
...と、このような変化が起きていました。一歩引いて見ると、いまのスマホにとって必要なのはあくまで「つながりやすさ」と「ネット回線」なのだということが見えてきます。そう考えると、スマホとの付き合い方によっては、必ずしも割高なキャリア契約でなくても十分ではないかと思えました。そこで、MVNO。
ぷららモバイルLTEなら4つの変化にも対応できる
MVNOはさまざまありますが、今回は11月1日にスタートした、NTTぷららのLTE対応の高速データ通信「ぷららモバイルLTE」を選びました。データ通信を使用しない月は380円、最大でも2480円という金額設定の「二段階定額プラン」も特長的ですが、メイン回線として使うなら、月額1980円の「定額プラン」が良さそうです(二段階定額プランは、ガラケーとの「2台持ち」とも相性が良いことは以前にライフハッカーでも紹介しました)。
ぷららモバイルLTEはNTTドコモのサービス回線を利用しています。そのため、高速通信LTEサービス「Xi」と、人口カバー率100%「FOMA」の両エリアに対応しており、つながりやすさは十分といえます。
また、LTEに関しては、NTTドコモのサービスエリア内において、下り最大112.5Mbps、上り最大37.5Mbpsの速度を得られるようです。LTEとしては申し分ないスペック。1日の通信量が100MBを超えると、最大200Kbpsに通信制限がかかりますが、通話アプリも利用できる速度ではあります。
さて、先ほど挙げた4つの変化も、ぷららモバイルLTEならしっかり対応できます。ザッとまとめると、下記のようになるでしょうか。
「Xi」と「FOMA」の両エリアに対応しており、ネットにつながりやすい。月額157円でSMSも利用可能なため、LINEをはじめとするSMSでの認証が必要なサービスもOK。
IP電話アプリ、音声通話アプリも使える電話はアプリで代替可能。たとえ通信制限がかかった後でも必要な速度を満たしているから問題ない。
限られた時間で使うならLTEが役に立つニュースアプリでスキマ時間にサクッと情報収集、動画や地図などは見たい時にすぐ見たい。そんな時には高速回線が便利。見る時間を減らそうと意識するので、集中力も増すかも。
ぷららモバイルLTE「定額プラン」のポイント
その他、数あるMVNOサービスからぷららモバイルLTEの「定額プラン」を選んだ理由もいくつかあります。
合計の費用としては、SMSオプションを追加し、毎月かかるユニバーサルサービス料3.15円を加算しても、スマホを維持するお金は約2150円で済みます(IP電話アプリの通話料はのぞく)。私の直近6カ月の通信費は、通話料を含めると平均約7500円でしたから、ほぼ1/3にまで圧縮することができるわけです。年間で6万円近くの削減は大きいですよね。
スマホの使い方を振り返れば、必要な選択肢も見えてくる
冒頭でも書いた通り、年末年始は新しいことを始めるのはもちろん、今年を振り返えるのにも最適な時期といえます。自分はいかにスマホと付き合ってきたのか、どのような環境であれば不足がないのかを考えてみると、「削ぎ落とせるムダ」が見えてくる。
今回紹介したぷららモバイルLTEは、2014年1月31日(金)までの期間限定で「ぷららモバイルLTE スタートキャンペーン」を実施中です。このキャンペーンに乗るだけでも節約額が増えますから「MVNOってアリかも」と思った方は、ひとまずキャンペーンページをチェックしてみては。
また、Wi-FiルーターとMVNOを組み合わせる手もあります。スマホだけでなく、タブレット、PC、ゲーム機なども一括してMVNOだけで運用できる使い方をしているのなら、個別に契約するよりも料金はずっと抑えられます。ぷららでは、富士ソフト製のWi-Fiルーター「FS010W」と、ぷららモバイルLTEのSIMをセットで販売もしていて、ルーター単品で買うよりも割安に購入できるようです。スマホでテザリングをするとバッテリーの問題もつきまといますが、LTE接続時でも約8時間連続稼働ができるFS010Wなら、その心配は減るでしょう。
スマホ単体で使うにしろ、Wi-Fiルーターを活用するにしろ、いまの契約にムダが多いと思えば、MVNOでの運用も十分に検討すべきことです。そして、それができるだけの環境が整ってきたともいえます。今回見てきたぷららモバイルLTEの詳細は下記リンクより。まずは自分の利用シーンを思い出しつつ、料金の比較をしてみてはいかがでしょうか。
ぷららモバイルLTEスタートキャンペーン(初期費用0円、月額利用料最大0円、他詳細)
(長谷川賢人)