Addictive Tips:スマートフォンのカメラは、ソフトウェアとの連携が可能だという点で一眼レフのカメラより優れているといえます。最近iOSアプリ『Tadaa SLR』を試してみたのですが、このアプリには新しい点が2つありました。

ひとつは一眼レフカメラ以上に被写界深度の浅い写真の撮影が可能なこと、そしてもうひとつは被写体の前/後ろのフォーカス切り替えを、撮影後にタップひとつで変えられることです(コンセプト的には米Lytro社の製品・Light Fieldカメラにとてもよく似ています)。

ちょっとギミックにすぎるような気がして、正直なところ、このアプリを試してみることにはあまり乗り気ではなかったのですが、実際の結果は想像以上でした。

テストしてみました

一番奥にSamsungのモニターを置き、その前にGoogleマグ、そして一番手間にMicrosoftのタッチマウスを配置。写真を撮影する前にカメラのフォーカスをマウスに合わせ、ハードウェアからの被写界深度をできるだけ浅くした状態で撮影。撮影後『Tadaa SLR』を起動し、撮影した画像を編集します。

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マウスをざっくりとハイライトすると(アプリがマウスのエッジを検知してくれたので、細かな指定をする必要はありませんでした)、アプリは背景をいい感じにボカしてくれ、被写界深度がより浅い写真に見えるようにしてくれました。カメラの絞りを調整し、被写界深度の設定も変更できます。しかも、ボケレベル、エリア、ハイライト、ボケ効果などの調整も可能です。フィルターをかけることもできますが、『VSCOcam』(無料)などの方がフィルターセレクションが豊富なので、フィルター作業はそっちに任せた方が良いかと思います。

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全ての作業が終わると画像は自動的にカメラロールに保存されるので、それ以後はFacebookやTwitter、TumblrやアプリオリジナルのInstagram風SNSへアップロードするなどして楽しむことができます。

正直、驚かされました

iPhone 5SのカメラをInstagramやVSCOcam、Flickr、Camera+などとのコンビネーションで使用すれば、Tadaa SLRで見事に一眼レフ風クオリティの画像を作成することができます。

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『Tadaa SLR』はiOS 6.0以降搭載のiPhoneおよびiPod touchで使用できます。しかも無料なので気になった方はお気軽に試ししてみてください! 携帯でよく写真を撮るという方にオススメです。使ってみた方は感想をコメントで教えてください。

画像をより良く見せるためにどんな携帯アプリを使っていますか? オススメが他にもあれば教えてください!

『Tadaa SLR』のインストールは下記よりどうぞ。

Tadaa SLR

Give Your iPhone Photos That DSLR-Like Blur Effect With Tadaa SLR | Addictive Tips

Awais Imran(訳:まいるす・ゑびす)