YouTubeはもはや、言わずと知れた世界最高のオンライン動画サイトのひとつですが、さらに活用するための裏ワザがあるのをご存じですか? 以下では、面倒な手順をふまなくても、URLを少し変えるだけで使える便利な方法を紹介します。
動画の全体や一部分をリピート再生する方法
誰にでも「何度でも聞きたい曲」はありますよね。動画を自動的にリピート再生したい時は、URLの「youtube」のあとに「repeater」という単語を追加します。そうすると、外部サイトで動画が開き、放っておけばいつまでもリピート再生されます。動画全体だけでなく、動画の一部分だけをリピート再生させる設定もできます。
【設定例】もとの動画のURL
youtube.com/watch?v=kfVsfOSbJY0
「repeater」を追加したあとのURL
youtuberepeater.com/watch?v=kfVsfOSbJY0
地域制限のある動画を見る方法
動画をめぐるライセンスは、ただでさえ複雑です。見たい動画に何らかの制限がついている場合には、動画リンクの形式をこんな風に変えてみましょう。
【設定例】もとの動画のリンク
watch?v=IEIWdEDFlQY
変更後のリンク
/v/IEIWdEDFlQY
この方法の難点は、動画が全画面表示になってしまうことですが、少なくとも再生はできます。
特定の場面から再生する方法
動画内の特定の場面を友達などに見せたい場合は、再生画面上で右クリックして、「現時点の動画のURLをコピー」を選択します。「もっと正確に設定したい!」という方は、動画のURLのあとに「t=X」という変数を追加して、「X」に再生開始位置の秒数を入力すると良いでしょう。
【設定例】もとの動画のURL
youtube.com/watch?v=9R6Ibz31DtE
114秒から再生したい場合の動画のURL
youtube.com/watch?v=9R6Ibz31DtE#t=114
関連動画の表示をオフにする方法
毎回というわけではありませんが、動画の再生後に表示される関連動画のリストに、不快な動画が混ざっていることがありますよね。表示自体がわずらわしいと思う方もいるでしょう。この関連動画が表示されないようにするには、埋め込みコードのURLの最後に「&rel=0」を追加すると良いでしょう。以下の部分を変更します。
【設定例】もとの動画の埋め込みコード
src="//www.youtube.com/embed/T0-2lzA7_Cg"
「&rel=0」を追加したあとの動画の埋め込みコード
src="//www.youtube.com/embed/T0-2lzA7_Cg?rel=0"
通常のリンクに追加しても効果がないようなので、埋め込みコードで使用してください。
動画の「見どころ」からいきなり再生する方法
動画の見どころにたどり着くまでのあいだ、退屈なシーンを眺めて無駄に費やす時間は、YouTube動画の視聴時間の何割くらいに相当するのでしょうか? ユーザーのWadsworth氏が提案した「Wadsworth Constant(ワズワース定数)」を信じるなら、およそ30%です。もともとはWadsworth氏がジョークとして、あるサイトで提案したものですが、Googleはそれを真面目に受け止め、YouTubeの機能として取り入れました。あまり重要ではない部分をスキップしたい場合は、URLの最後に「&wadsworth=1」を追加すれば、30%経過したところまでジャンプすることができます。
【設定例】動画のURL
youtube.com/watch?v=c0KYU2j0TM4
最初の30%が経過したところから始まる動画のURL
youtube.com/watch?v=c0KYU2j0TM4&wadsworth=1
もちろん、こうした裏ワザは状況とともに変わることがあるので、注意が必要です。ここで紹介した裏ワザの多くは、Googleの公式の機能ではないため、そのうちに使えなくなったり、違う働きをするようになったりする可能性があります。ただし、紹介した機能のほとんどは、Googleや外部サービスが提供するほかの方法でも代用が可能です。
Eric Ravenscraft(原文/訳:兵藤説子/ガリレオ)