昔はあんなに画期的で未来的に思えたiPodも、iPhoneやiPadの登場で以前ほどの活躍の場がなくなりました。もっぱら引き出しの中で眠らしている人も多いことでしょう。
そんなiPodに再び役割を与えてみる、というのはどうでしょうか?
OSの起動ディスクとして使い、トラブルシュートを行ったり、他のOSを試したりできるようにするのです。
編注:iPodは基本的に小型のハードディスクとして扱えます。しかし、温度が熱くなってしまう欠点があるので、「普段使い」の起動ディスクとしては向いていません。
必要なもの
- 旧型iPod
- インストールしたいOSのコピー
手順その1:iPodをフォーマットしてパーティションを作成する
この作業では「アプリケーション」>「ユーティリティ」にあるディスクユーティリティを使います。
- ディスクユティリティ内でiPodを選択
- パーティションタブをクリック
- インストールする予定のOSの数に基づいてパーティションの数を決めます。「現在の設定」をクリックして、1パーティション〜16パーティションの中から選びましょう
- オプションボタンをクリックし、GUIDパーティションテーブルを選択
- 適用をクリックし、iPodでのフォーマット作業が終了するのを待ちます
これでiPod側の準備は完了です。それではOSをインストールしていきましょう。
手順その2:OSのインストール
今回はOS Xのインストールをしてみます。
- Mac App Storeを開き、購入済みタブをクリックし、OS Xのコピーをダウンロードします
- インストーラーを実行し、パソコンを再起動させます
- 起動音が鳴っている間、Optionキーを押し続けてください。
- 起動ディスクにiPodを選択し、OS Xのインストールが終了するのを待ちます
この他にも「Linuxをインストールしてデュアルブートにも対応させる」、「Windowsをインストールしてみる」など、このiPodを使って何をするかはあなた次第です。
OSをインストールするときは適切なパーティションが選択されていることを確認するのを忘れずに!
iPodの転送速度はお世辞にも速いとはいえないので、冒頭でも述べたように普段使いとしては向いていません。しかし、トラブルシュート用や緊急用のハードディスクとして使うのにはぴったりです。少なくとも、引き出しの中で眠らせておくよりはいいのではないでしょうか。
Thorin Klosowski(原文/訳:まいるす・ゑびす)
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