昔はあんなに画期的で未来的に思えたiPodも、iPhoneやiPadの登場で以前ほどの活躍の場がなくなりました。もっぱら引き出しの中で眠らしている人も多いことでしょう。

そんなiPodに再び役割を与えてみる、というのはどうでしょうか?

OSの起動ディスクとして使い、トラブルシュートを行ったり、他のOSを試したりできるようにするのです。

編注:iPodは基本的に小型のハードディスクとして扱えます。しかし、温度が熱くなってしまう欠点があるので、「普段使い」の起動ディスクとしては向いていません。

必要なもの

  • 旧型iPod
  • インストールしたいOSのコピー

手順その1:iPodをフォーマットしてパーティションを作成する

iPodをフォーマットしてパーティションを作成する

この作業では「アプリケーション」>「ユーティリティ」にあるディスクユーティリティを使います。

  1. ディスクユティリティ内でiPodを選択
  2. パーティションタブをクリック
  3. インストールする予定のOSの数に基づいてパーティションの数を決めます。「現在の設定」をクリックして、1パーティション〜16パーティションの中から選びましょう
  4. オプションボタンをクリックし、GUIDパーティションテーブルを選択
  5. 適用をクリックし、iPodでのフォーマット作業が終了するのを待ちます

これでiPod側の準備は完了です。それではOSをインストールしていきましょう。

手順その2:OSのインストール

OSのインストール

今回はOS Xのインストールをしてみます。

  1. Mac App Storeを開き、購入済みタブをクリックし、OS Xのコピーをダウンロードします
  2. インストーラーを実行し、パソコンを再起動させます
  3. 起動音が鳴っている間、Optionキーを押し続けてください。
  4. 起動ディスクにiPodを選択し、OS Xのインストールが終了するのを待ちます

この他にも「Linuxをインストールしてデュアルブートにも対応させる」、「Windowsをインストールしてみる」など、このiPodを使って何をするかはあなた次第です。

OSをインストールするときは適切なパーティションが選択されていることを確認するのを忘れずに!

iPodの転送速度はお世辞にも速いとはいえないので、冒頭でも述べたように普段使いとしては向いていません。しかし、トラブルシュート用や緊急用のハードディスクとして使うのにはぴったりです。少なくとも、引き出しの中で眠らせておくよりはいいのではないでしょうか。

Thorin Klosowski(原文/訳:まいるす・ゑびす)

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