人物写真を切り取る時はかなり気を使います。写真であれば、人間の体のどこだって切り取ってしまえるわけですから。イギリスの写真・映像テクニックメディア『Digital Camera World』に、人物写真で切り取ってもいい場所・悪い場所を図解したイラストが載っていました。

人物写真を切り取って気まずい思いをする前に、この図を参考にしてください。下の図の緑の線は切り取ってもいい場所で、赤い線は切り取らない方がいい場所です。例えば、肘の上で切り取らないのであれば、肘も手首も手も全部入るようにした方がいいということです。この図を参考にしながら、パソコンで人物写真を加工したり、写真を撮る時に被写体に一歩近寄って構図を変えたりしてみてください。

人物写真をトリミングして「いい場所・悪い場所」:図解2

このガイドによると、「関節は切るべからず」というのが基本原則のようです。Digital Photography Worldで、「膝に緑の線があるのは基本原則から外れている」とのコメントがありましたが、図をよく見ると膝の少し上を切り取るようになっています。

ただし、このガイドが絶対というわけではありません。被写体となった人物がよく見えるようにベストな位置を探して切り取るようにしましょう。くれぐれもバラバラに切断されたようにだけは見えないように、気をつけてください。人物写真は切り取らずに済むのであれば、それに越したことはありません。

Free portrait photography cropping guide | Digital Camera World

Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)

Photo by Thinkstock/Getty Images and remixed by Sota.
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