gmailクライアントには、『Sparrow』を愛用してきましたが、Googleに買収された後は、メンテナンスモードになり、新機能が追加されることがなくなりました。

ときどき、Sparrowの動作が不良になることもあり、現在は、Web版のgmailを使っています。こんな折に、救世主と言えるかもしれないクライアントアプリが登場しました。

その名は『AirMail』。現在はパブリックベータをホームページからダウンロードできます。これがなかなか、期待ができる仕上がり度合いなので、Sparrowと比較しながら使い心地をご紹介します。GMailクライアントとして使う場合は、アカウントとパスワードを入力するだけなので、ものの1分もあれば、セットアップが終わり使い始められます。

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3ペイン表示が標準

Sparrowは、Twitterの公式クライアントのように、メールの一覧をウインドウにを表示するシンプルなユーザーインターフェイスです。AirMailは、アカウント情報、メール一覧、メール本文表示をウインドウ内に表示する3ペイン表示が標準です。潔いほどシンプルなSparrowも悪くはありませんが、使ってみるとAirMailも使い勝手がよく、手早くメールを確認できます

検索もサクサク

Sparrowは、メール検索に時間がかかり、過去メールを検索したい時は、Web版のGMailを使っていました。AirMailのメール検索は高速なので、アプリだけで完結できて使い勝手が良くなりました

通知・Dropbox・テーマ

Macのアプリらしく通知センターに対応しており、メールを受信すると通知します。また、Dropboxにも対応しているので、これを使って添付書類を渡すこともでき、Sparrowと似た感じで使えます。Sparrowにない機能としてはテーマがあります。6種類の中から好みのテーマを選択できるのと、ランダムに切り替える機能をもっています。

良いところばかりではありません。

私が確認した限りでは、プレーンテキストのメールを作成して送信する方法が分かりませんでした。最近は、マルチパートのメールを送信しても嫌がられることは少なくなりましたが、使う側で注意する必要があります。また、日本語メールの送受信は問題ないようですが、アプリのメニューやメッセージなどは英語のままです。

AirMailは、現状でも十分な仕上がりですが、まだ、パブリックベータなので、これから多くの人達の目に触れて、洗練度をあげていくはずです。Sparrowに変わるメールアプリをお探しの方は、試してフィードバックを送ってみてはいかがでしょうか。

AirMail

(傍島康雄)

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