連載「声のライフハック」も第4回目。
今回のテーマは、「素敵な声」。いよいよ、声の本質に近づいてきました。ということで、まずは普段の私たちが使っている声の種類の分析から、始まります。文さんが、まず声は3つの種類があると教えてくれました。それは「素の声」と「家庭の声」と「公の声」です。
そして、さらにもう1つの4つ目の声があるということですね。
上記の図を踏まえて、以下のレクチャー動画をどうぞ。
「素敵な声」とは、クリアでマイルドな声。これが素敵な声の正体だったんですね。だから、どこかに素敵な声をもっている人がいるというわけではなくて、いつも誰もが普段使っている声のちょうど真ん中ぐらいのところに素敵な声が存在していたというわけなんです。この真ん中の声。声の音域でいうとドレミファの「ド」ということになるそうです。絶対音感でも持ってないと、「今はいいドが出せた」という感じにはならないでしょうけど、「ド」を意識するというのもいいヒントになりそうです。ピアノアプリとかで、自分の声にあったオクターブの「ドーーー」の音を出してみると、自分の元々の声に近い素敵な声を発見できるかもしれません。
つまり、素敵な声になろうと声質を変える必要なんてどこにもなくて、声の出し方に気をつければいいというのは、これは勇気が出ますね。
クリアでマイルドな声を、もう少し整理してみましょう。
- 「素の声」よりは高い声で
- 「家庭の声」よりもはっきりと
- 「公の声」よりも低い声で
こう書いてしまうと難しいかもしれませんが、「素の声」「家庭の声」「公の声」というのは、みなさんでもわかりますよね。「公の声」というと、演説する人向けという感じがするかもしれませんが、要するにあの電話口で出してしまう声のことです。
- いつもよりもはっきりと
- でもやりすぎない
素敵な声のコツはそんなところにあったというわけです。いわゆるプロの声というのが、なぜ聞き取りやすいか?という謎もここに正解があるのだそうです。
たしかに、動画の文さんのクリアマイルドな声、ものすごく聞き取りやすいですよね。声の出し加減に迷ったら、ぜひさきほどの動画の文さんの声を何度も確認してみてください。
それでは、最後に文さんから、今回もおなじみのこの「課題」です。
コンビニのレジでも「ありがとう」って声を出して言ってみましょうね。
これをクリアマイルドで言うことができたら、合格ということなのでしょうね。
(いしたにまさき)
Advertisement