ついにスターバックス(スタバ)が無料の公衆無線LANサービス「at_STARBUCKS_Wi2」を開始しました。キャリアの制限がなくメルアドを登録するだけで接続できるとあって、すでに利用している人もいるのではないでしょうか。
筆者はスタバに週3回ペースで通っています。これまでカスタムメニューの記事を書いていますし、「当たりレシート」を何枚も当てています。そんな人間なので、今回のスタバの公衆無線LANを体験しないわけにはいきません。というわけで今回は、回線速度も含め実際にサービスを実施している店舗で公衆無線LANを利用してきました。
今回訪れたのは、スターバックス渋谷マークシティ店。渋谷駅に直結しており、立地としては十分。それだけに日中は混雑していますが、朝早い時間に行けばそれほど混んでなく、余裕で席に座ることができます。
at_STARBUCKS_Wi2の設定方法は簡単。公式ページから「登録方法」をクリックし、メールアドレスを登録するだけ。メールボックスに届いた認証URLをクリックすれば設定完了です。なお、この認証メールを受信するためには別のWi-Fi回線などを利用するか、来店前にメール手続きを終えておく必要があります。
実際にワイヤレスネットワークの接続をチェックしてみましょう。無事接続されていれば、at_STARBUCKS_Wi2に繋がっていることがわかると思います。
回線速度を計測してみました。計測に使ったツールは、以前ライフハッカーでも紹介した「Speedtest.net」。結果はアップロードスピード18.1Mbps、ダウンロードスピード11.6Mbps。これは私の使っているUQ WiMAXとほぼ同程度の速度です。この速さなら、ブラウジングはもちろん動画コンテンツの再生もストレスなく行えます。
さて、公衆無線LANを利用する際に気になるのは、やはりセキュリティ対策でしょう。at_STARBUCKS_Wi2の公式サイトのセキュリティの項目を見てみると、
公衆無線LANサービス「at_STARBUCKS_Wi2」の無線LANは暗号化をおこなっておりません。この為、無線区間での通信内容の傍受とアクセスポイントのなりすましの危険性があります。ログインで使用するログインIDとパスワードはSSLで暗号化されていますので、上記の危険はありません。
と、イマイチ良くわからないことが書かれています。この文言について「お弁当の中身ですか?めがねですよ?」というサイトでは図を用いて説明しています。このブログの記事をまとめると、
- 最初のアクセスポイント(公衆無線LANルーター)認証時の情報は暗号化される。
- 認証後のアクセスは暗号化されない。
- よって、公衆無線LANに接続中は、悪意のあるユーザーに傍受される可能性がある。
やはり安全だとは言えないようです。スタバで公衆無線LANを使うためにも、セキュリティ対策を講じる必要があります。
今までライフハッカー過去記事でも、公衆無線LANを使う際のセキュリティ対策について扱ってきました。特に「つい無防備になってない? 公衆無線LANを安全に使うための4つのコツ」は参考になると思います。この記事では、「共有を無効にする方法」、「ファイアウォールを有効にする方法」、「SSLを使う方法」といった基本的なセキュリティ設定を、WindowsとMacそれぞれのOSについて説明しています。
中でもTwitter、Facebook、Googleなどに接続する時に自動で「https」を選択してくれるChrome拡張機能&Firefoxアドオン『HTTPS Everywhere』が便利です。「https」でアクセスしている場合は、クライアントとサーバ間で暗号化されるため傍受されることはありません。ぜひ導入してみてはいかがでしょう。
またスマートフォン(スマホ)で仕事をする人も増えてきたと思いますが、スマホで公衆無線LANを使うときにはセキュリティにも留意しましょう。特にAndroidユーザーの方は「あなたのAndroidをもっと安全に使うために~セキュリティーアプリまとめ」を参考にしてください。
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(安齋慎平)