健康のために多少なりとも運動すべきというのは、誰もが知っていることです。コペンハーゲン市心臓研究所の研究結果によると、週に1~2時間半のゆっくりしたジョギング(1日あたり約15分)で、寿命が5年以上延びるそうです。
Photo by Ed Yourdon.コペンハーゲン市心臓研究所では、1976年から2003年の間に、ジョギング愛好家の男女2000人のデータを収集。また、コペンハーゲン市在住の20歳~93歳までの20,000人以上のデータベースを元に、ジョギング愛好家とジョギングをしない人の死亡率を比較しました。すると、週に1~2時間半ジョギングをする人は、男性で6.2年、女性で5.6年長生きするということが判明しました。
週に1~2時間半を2~3回に分けて運動をする人は良い結果が得られる、ということが分かりました。特にゆっくりもしくは平均的なペースで運動をすると良いようです。
同研究所の主任循環器医であるSchnohr氏は「ジョギングをしていない人や、激しい運動をしている人より、ゆっくりとジョギングをしている人の方が死亡率は低かった」と言っています。理想的なペースは、息が少し上がる程度です。同じく氏は、「完全に息が上がるのではなく、息が少し上がるくらいを目標にした方がいい」ともアドバイスをしていました。
ほんの少しの時間で大きな効果を上げるには、必要以上に自分を追い込まなくてもいいのです。ただジョギングシューズを履いて外に出ましょう。長生きのためには息の長い運動をするのもよいと思います。
Regular jogging shows dramatic increase in life expectancy | European Society of Cardiology via The Atlantic
Melanie Pinola(原文/抄訳:的野裕子)