誰もがポケットにスマートフォンを入れています。きっと仕事に使っている人も多いでしょう。スマートフォンを持てばいつでもオンラインに接続できて、より生産的になるというのが通説でした。しかし多くの研究によって、長期的に見るといつもオンラインでいようとするメンタリティが人を疲弊させ、仕事の生産性を下げてしまうことがわかってきました。ここであなたに質問です。
「スマートフォンはあなたの生産性を本当に高めていますか?」
企業が一部の重要な社員にスマートフォンを配っていたのはもはや過去の話です。そうなった理由は、緊急時に社員を呼び出す必要がなくなったからではありません。今やほとんどすべての社員が自分のスマートフォンを持っているからです。もちろん会社側は社員の電話番号を把握しています。
今や、誰もがスマートフォンで仕事のメールを頻繁にチェックしています。通勤途中やランチに出かけている間でさえ絶え間なくメールをチェックし、夜ベッドに入る直前までも仕事の成果報告をしたりしています。中には、そうすることが良い社員の証なのだと考えている人もいるかもしれません。このようなふるまいは、一時的にはあなたの上司を喜ばせるでしょう。しかし、とても長続きするものはありません。つねに接続しているのは人を疲れさせます。ハーバードビジネスレビューによると、つねに接続していると長期的に見れば生産性が低下するそうです。バランスをとることが大切。例えば、通知機能をオフにすれば条件反射的にスマートフォンをチェックする習慣もなくなります。
あなたにとって、スマートフォンを使うことは毎日の喜びになっていますか? それとも、ただあなたが家族と夕食を食べているときに上司からの呼び出しを受け取るためのツールに成り下がってはいませんか? また、あなたはスマートフォンが生産性向上ツールだと思いますか? 仕事にどうしても必要なやっかいなお荷物ツールだと感じていますか? ぜひコメント欄であなたの実感を教えてください。Is Your Smartphone Making You Less Productive? | Harvard Business Review
Alan Henry(原文/訳:伊藤貴之)