Windows用のシステム設定アプリはたくさんありますが、なかでも米LH編集部一番のお気に入りは『Ultimate Windows Tweaker』です。軽量ながらも様々な設定変更が行え、しかも無料です。
Ultimate Windows Tweaker
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■機能・特徴
- Windowsのエクスプローラ、スタートメニュー、タスクバーのUIをカスタマイズできる。
- ウェルカムスクリーン(ようこそ)の動作やユーザーアカウント制御の設定を変更可。
- 応答がないアプリを強制終了するまでの時間を変更できる。
- レジストリの編集やコマンドプロンプトなどの上級者向けの機能を使用不可にできる(共用PCとして使う際に便利)。
- ネットワークの設定を変更したり、ネットワークからパソコンを隠したり、帯域を最適化できる。
- Internet Explorerの画面表示スタイルや動作の変更。
などなど。
■特にすばらしい点
このアプリには、把握しきれないほどたくさんの機能があります。「Windowsのビジュアル」や「応答がないアプリを強制終了するまでの時間変更」などのように、設定では隠れている動作も変更可能です。ほかのシステム設定カスタマイズアプリとは「重さ」、「持ち運び可能かどうか」、「リソースの使用量」などが違います。Ultimate Windows Tweakerは、385キロバイトととても軽量でインストールも必要ありません。起動して設定を変更してしまえば、あとは削除してしまってもいいくらいです。Windowsを自分好みにちょっと改良したいという場合にもってこいでしょう。
■改善してほしい点好ましくない点はほとんどありません。強いて言えば、操作に慣れない人(機能が少ない方が良い人など)にとっては情報過多になるという点くらい。あとは及第点でしょう。UIはシンプルで、ほかの多くの設定カスタマイズアプリに比べればナビゲーションも迷いなく使えます。メンテナンス系の機能があまりない...と感じる人もいるかもしれませんが、メンテナンスはほかのアプリを使えばいいので、それも欠点とは言えないでしょう。設定を変更する時は、設定の変更に特化したアプリを使う方が良いです。
■競合アプリもっと機能の少ないものの方がいい(その方が情報過多にならない)という人は、『XdN Tweaker』を試してみてください。少し機能は減りますが、とても簡単に使えます。
ほかにも競合アプリはたくさんありますが、ほとんどが有料です。お金が多少かかってもいいという人は、『Windows 7 Manager』がいいかもしれません。定期的に起動するというような設定だけでなく、「ソフトウェアキーの回復」や「重複ファイルの削除」などの動作も設定できます。『Win7Zilla』や『Tweak7』はほかの機能もたくさんありますが、無料のアプリでも組みあわせれば、大抵同じことができるようになるので気をつけてください。前述のとおり、設定変更とは関係のない、重複ファイルの検出と削除などはほかのアプリを使った方が良いです。
ちょっとした設定変更であれば、Windowsのレジストリも使えます。使い方がよくわからないかもしれませんが、ネットで検索すれば、変更したいレジストリは大抵見つかります。過去記事「Windows7のレジストリにまつわる、シンプルハック10選」もぜひチェックしてみてください。
最後に、ほかではできない機能というわけでありませんが、『God Mode』はコントロールパネルのオプションを簡単に設定変更できます。何度も言いますが、カスタマイズ以外のことを行うなら、別の選択もアリです。しかし、ほかの設定変更アプリにはない機能がこのアプリにはあります。
Windowsの設定カスタマイズアプリは本当にたくさんあるので、ここに登場しなかったアプリでお気に入りのものがあれば、コメント欄でぜひ教えてください。
Whitson Gordon(原文/訳:的野裕子)