やりきれないほどのタスクを抱えて四苦八苦している人は少なくないでしょう。タスクマネージメントのポイントは、重要なタスクとそうでないタスクの見分け方を学ぶこと。そして、たとえ誰かからの明示的な承認が得られていなくとも、自分が重要でないと判断した仕事は脇に置いておくことです。

 Thomas Nelson Publishersの元CEOであるMichael Hyatt 氏によると、タスクの取捨選択のポイントは「意図的な無視」をすることだそうです。この場合の「取捨選択」とは、単にToDoリストの中から重要でないと思うタスクを削除したり忘れ去るということではありません。

実際のところ、やるべきタスクを自由に取捨選択できる権限など、ほとんどの人が持っていないです。現実的には、そのタスクが自分にとって重要かどうか、タスクを依頼してきた人にとって重要かどうか、上司にとって重要かどうかを考慮に入れて判断しなければなりません。もし、これらすべての(またはほとんどの)答えがNOならば、そのタスクは脇に置いてしまえばいいでしょう(以前ご紹介した「タスクの優先順位の付け方」もご参考に)。

多くの人が受信箱やToDoリストにタスクがたまっていくことを、まるで自然とそうなってしまうかのような受け身の姿勢でとらえています。しかし、そんなことではいけません。まず最初にやるべきことは、受け身の姿勢をやめることです。今現在すでに仕事の多さに圧倒されてしまっているなら、少しだけ時間をとって、そのタスクがあなたに影響力のある人にとって重要なものかどうかを考えてみます。もしその答えがNOならば、そのタスクは飛ばして次のタスクへ進みましょう。

皆さんは、どうやって溢れかえるToDoリストからタスクを減らしていますか? ぜひコメント欄でシェアしてください。

When You Feel Overwhelmed by Your Workload | Michael Hyatt

Alan Henry(原文/訳:伊藤貴之)