こんにちは。恋愛スタイリストの石田明です。
恋愛やコミュニケーションで困ったり、失敗した経験って誰にでもありますよね? 恋愛やコミュニケーションの成功術と落とし穴は、意外と皆さんが知らないところにあるものです。いざという時から、すぐに実践できるものまで、さまざまなコツを今回からご紹介していきますので、少しでも皆様の助けになればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、コミュケーションといえば会話。会話は、会話している人数でひとつの美味しい料理を作るかのような共同作業です。相手も自分も、もちろんおいしい料理をつくりたい。しかし、誤って不味いスパイスを入れてしまい、料理が台無しになってしまうことも...。
気をつけたいですよね。では、注意したい点をいくつかご紹介します。
■逆説を使わない
人は会話において、共感した時がもっともココロが穏やかになります。「そうそう! そうだよね!」などが会話の最中に入ると、心地よいものです。逆に、これがない会話ほどつらいものはありません。「いや、でもさあ」や「ちがうよ、それはさあ」などの逆説は、よほどのことがない限り避けましょう。「あの人とはあんまり合わなかったなあ...」という印象を与えかねません。ある程度話す人に合わせて、「そうそう」や「なるほどね」などをいれると、美味しいスパイスとなって料理の味が向上します。
■対多人数の時の注意点多人数で会話をしていると、知らず知らずのうちに役割がわかれます。それは、「話題の主役」「引き立て役」「聞き役」の三役です。例えば、話題が「宝クジで10万円当たった」だったとします。
このような会話があったとして、ここではAが主役、Bが引き立て役、Cが聞き役へ自然とわかれています。ここで注意したいのが、一度出た話題では極力主役を奪わないこと。
自分が過去に30万円当てた経験があったり、主役よりすごいエピソードがあったとしても、決して「おれ昔30万円あてたことあるよ!」などの発言をして、主役を奪わないでください。主役に合わせて料理を作る方が、よりスムーズに、より多くの人へ美味しい料理が振る舞えるものなのです。
■安心感を持たせる次に、会話をする上で自分に対して魅力や安心感を持ってもらうコツです。結論から言ってしまうと、話の上手い人は、よく喋る人ではなく、よく喋らせる人です。
2人で話していたとして、こちらから一方的に話していると、相手は退屈になってしまいます。少しだけ向こうのほうが喋る時間が長くなるように、長めの回答が返ってくる質問をすると効果的です。例えば、男性が女性と映画の話題になったとします。
この会話では、男性は自分の見た映画の感想もそこそこに、女性に同じ質問を投げかけています。女性の方は映画のストーリーを語りはじめ、自分の好きなシーン、感動したポイントなどを長めに話してくれます。
モチロン、「そうなんだ!」や「へぇー」などを入れてあげると相手は話しやすいです。さらに「自分もそういうシーン好き!」など、共感を入れてあげるとポイントアップです。
これを繰り返すと、あの人は話しやすい魅力的な人、なんでも聞いてくれる安心感のある人、などと思われます。「あの人といると、ついつい喋っちゃうなあ」なんて言われたら最高ですよね。
魅力的な人には、たくさんの人が喋りに訪れます。皆様も上記の点を心がけて、是非楽しい会話をしてみてください。
(石田明)