「ライティング」は、自分自身を表現したり、頭の中を整理するのに適した、身近で基本的な手段。しかし、そんな身近な手段だからこそ「言いたいことが、なかなかうまくまとまらない」、「じっくり書くことに専念できない」といった悩みも尽きません。そこで米Lifehackerでは、よりよいライティングのためのコツを10点にまとめました。「英語で書く」ことを前提としたものですが、言語を問わず活用できる方法が紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。
1: 書く前に、考えを整理しよう 書き始める前に、落ち着いて考えを整理しよう。ラフなアウトラインがあれば、全体をまとめやすくなる。「Scrivener」や「yWriter」は、ライター向けの便利なツール。このほか、「Evernote」や「OneNote」といった、一般的なオーガナイザーを活用してもよい。
2: 書くためのスケジュールを設定しよう ものを書くためのスケジュールをきちんと設定し、これを守ろう。前の晩に準備を行ない、朝から取り組むとベストな成果につながりやすい(英文記事)。一方、アイデアをメモする程度を除き、予定時間外に書くのは避けよう。自分のスケジュールを守れるようにすれば、モチベーションも保ちやすい(英文記事)。
3: 正しい文法を心がけよう 校正は、ライティングの大事な要素。正しい文法で書くのを得意とする人もいるが、完璧な人はいない。校正のためのツールやソースをうまく活用しよう。正しいライティングができるのみならず、新しい語や慣用句を学ぶきっかけになり、ライティング表現の幅が広がる。
4: 日記をつけよう 書く力を向上させるベストな方法は、日記をつけることだ。「750 Words」や「One Page Per Day」といったツールを使って、何でも思いついたことを書き留めるようにしよう。「なかなか始められない...」という人は、事前に日記の目標を決め、これに集中すると続きやすい。ちなみに、米Lifehackerオススメのライティングツールについては、こちらの記事(英文)も参照のこと。
5: 集中しやすいライティングツールを選ぼう コンピュータは、ものを書くのに便利な機能をたくさん提供してくれるが、気を散漫にさせるものも多く存在する。そこで、書くことだけに集中するためのライティングツールを使うと効果的。「Google Docs」を集中モードにしたり、『Microsoft Word』で「邪魔を排除する」設定にするほか、『Ommwriter』、『Writemonkey』、『Creawriter』といった、集中モード専用ライティングアプリもある。
6: 手書きもオススメ デジタルツールで書くほうがよいという人もいるだろうが、昔ながらの手書きは、認知能力を向上させ、思考プロセスを活用できる(英文記事)。モレスキンなどのお気に入りノートを手に取り、書き留めるようにしよう。
7: よいライターから学ぼう 他の人のよい部分を学び続けることで、ライティングは向上する。カート・ヴォネガット、スティーヴン・キング、コナン・オブライエン、ジェリー・サインフェルドといった有名作家に注目し、読むのを止めないこと。また、それぞれの作家の「書く戦略」を知ると、新しい発見があるかもしれない。
8: 自分の「書きグセ」を知ろう 文法の誤り、聞き間違えたまま覚えたフレーズなど、人にはそれぞれ、書きグセがあるもの。自分が陥りやすい間違いを知り、直すように心がけよう。自動修正機能を利用するのも一法だ。
9: 「スランプ」を打破しよう うまく書けない、着想が浮かばないなど、「スランプ」は誰しもあるもの。空白の『Word』と長時間にらめっこし続けるよりは、ゲームで気分転換したり、思いついたことをラフなままで、メールにドラフトしてみる(ともに英文記事)のもよい。行き詰ったら、書いている途中でも、いったんライティングを止めるのも一法だ。
10: 「なぜこれを書いているのか?」を心にとめよう ヒトは、何かしらの目的があって書いている。自分のモチベーションを保つ上で、なぜ書いているのかを意識し、思い出すようにしよう。「WHY(なぜそうするのか?)」こそがヒトのアクションの原動力だ。
このほか、ライティングのコツまとめとしては、ライフハッカーアーカイブ記事「まとめ:夢を見て書け! ~文章力向上を目指す35選」でも、たっぷりご紹介しています。合わせてご参考まで!
Whitson Gordon(原文/訳:松岡由希子)
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