Windows専用:昨日の怒涛のラッシュ後、期待通り『Opera 10.5』の正式版が発表されました。「地球上で最速のブラウザ」の異名を持ち、そしてWindows7ユーザーへもアピールする、HTML5 videoへの対応、より向上したプライベートブラウジングなどの機能が搭載されています。
OperaはHTML5、そしてHTML5 videoに対応することにより、Ogg Theoraフォーマット対応のFirefoxや、H264しか対応していないSafari、両方をサポートしているGoogle Chromeをも追い抜いたといえそうです。さらにOperaは米ライフハッカーで掲載された通り、Windows7のデザイン、タスクバーのサポート、そしてプライベートブラウジングのオプションも追加しています。
やはり、Opera開発者がユーザーに最も勧めたいのは、OperaのJavascriptとブラウザのスピードのようです。下のグラフはOperaの10.5プレα版(グラフではβと表記されてます)がJavascriptのスピードで一位になった時のものです。ブラウザスピードではChromeと同率の一位を獲得しています。
続いて、下のグラフは「cold」(再起動後)そして「warm」(起動済み)での速度のグラフです。
Operaは新しいCarakanエンジンを搭載し、間違いなく注目を浴びるブラウザとなっています。米ライフハッカーのテストでは、ターボサーバーを使用しなくても、非常に軽快にブラウジングできたようです。
Opera10.5は無料ダウンロードです。今のところWindows専用ですが、Mac、Linux版も近日発表されると思われます。
Opera 10.5の登場により、ブラウザスピードで同率一位だったChromeは、悟空登場後のバータのようになってしまうのでしょうか?使用してみた方は是非感想をコメント欄にお願いいたします。
Opera browser [via DeepTech/CNET]
Kevin Purdy (原文/訳:松井亮太)