古くなったノートパソコンやデスクトップパソコンに、お気に入りの映画や音楽、データファイル、さらにシステムバックアップもして、自分のメディアセンター&バックアップサーバにできたらいいと思いませんか? 『Amahi』をインストールすれば、そんな構想も夢じゃなくなりますよ。

Amahi』は、 Fedora Linux systemにインストールすると、データ保管庫にもなるのですが、自分だけのホームデータサーバのような使い方もできるのです。自分のネットワークからアクセスできるWEBインターフェースを使えば、映画や音楽を聞いたり(iTunes や他のプレイヤーでストリーミング再生も可能)、写真を見たり、カレンダーやOutlookにもアクセスできます。もちろん、必要な時に保存している昔のデータを開くこともできます。

 また、『Amahi』は自分のネットワークのVPN設定をすることもできるので、VPNの設定なんてしたこと無い、という人でも、サーバのデータにリモートアクセスすることもできます。

Amahi』は、『Fedora 10』が入っていて、CPUが1.0 GHz以上、RAMが256MB以上のパソコンであれば、十分動作します。Fedora 11やUbuntuの開発も進んでいるようですが、そんな高価なライセンスやLinuxに関する深い知識は必要なくても大丈夫のようです。無料ダウンロードできて、x86ベースのコンピューターなら動きますので、リサイクル回収前の古いPCがあったら、週末のPC-DIYとしてお試しあれ。

Amahi Home Server

Kevin Purdy(原文/訳:的野裕子)