「Google ノートブック」は、他のGoogleアプリと統合されていて、使いやすいFirefoxアドオンもあり、GTDツールとしても優れていました。そうです、「優れいていた」のです。なぜ過去形かというと、「Google ノートブック」はもうすぐなくなってしまうからです。
メモ：「Google ノートブック」は今すぐに終了するわけではありませんが、公式ブログによると、ノートブックチーム内での開発は終了に向かっているようです。つまり、新しいフィチャーはもう生まれることはなく、新しいユーザーのサインアップもできません。Firefoxのアドオンも次のアップグレードではなくなってしまうでしょう。
Googleのサービスを利用している人はおそらく、DocsやGmailの新しいタスクマネジャーを既に使っているのではないでしょうか。これはいいことでもありますが、「Google ノートブック」がなくなったら、それまでは手元から操作できた作業が、あちこちに散らばってしまうことになるのです。そこで、米lifehacker前編集長のジーナや、ウェンディのようなノートブックファンがこの先路頭に迷わないために、「Google ノートブック」に引けを取らないアプリをいくつか紹介しましょう。
Evernoteを使ってみるヒネリがなかったですか？ 確かに。でも、米lifehackerで、頭の中を整理するツールとして紹介するたび（日本版での紹介記事はこちら）に、「Evernote」は新しいフィーチャーを加えてきています。ウェブリンク、文字だけのメモ、写真、音声メモ、デスクトップやiPhoneなどにあるイメージから文字を持ってきたものを全部まとめてオンラインに置いておける「Evernote」は何度でもおススメしたいソフトウェアです。去年の12月には、「Pelotonics」と協力して、ファイル共有フィーチャーも加わりました。「Eye-Fi」を使えば、リアルタイムで写真をアップロードすることもできますよ。「Evernote」はどこからでもクリップして持ってくることができるという「Google ノートブック」の特長を備えています。インターフェイスもちょっと似ていますよね。
データをエクスポートする 「Google ノートブック」に入っているデータは、たいていのアプリケーションにフォーマットフリーでエクスポートすることができます。「Google ノートブック」の中の、「ツール」をクリックすると、「Googleドキュメントにエクスポート」と「HTML形式でエクスポート」という選択肢が出てきます。HTML形式にすれば、Microsoft Officeのアプリケーションや、その他オンラインのテキストエディタで読むことができますね。「Google ノートブック」の雰囲気を持ち込みたいのなら、「TiddlyWiki」やGTD専用の「GTDTiddlyWiki」もオススメです。もし、「Google ノートブック」にかなりの量のデータがあるのなら、「Digital Inspiration」ブログに、「Greasemonkey」を使ったデータの移動方法がのっています。
ウェブクリップツールをアップグレードする「Google ノートブック」はブックマークとしても優れていて、ウェブで見つけたものをとりあえずクリップしておくと、あとから別のマシンでじっくり見ることができます、しかし、クリップしておけるものはテキストに限られていました。写真やビデオなどをクリップできるものとして米lifehackerでは「Snipd」を以前紹介しています。他には「Clipmarks」があり、元米lifehackerのリックは以前「今日のいちおしダウンロード」として挙げています。
「Digital Inspiration」ブログでは、「Google ノートブック」のデータを移管する方法を他にもいくつか紹介しています。 みなさんは、「Google ノートブック」愛用者ですか？ 私も少なからず「Google ノートブック」にメモがあるので、どこかに引越しさせなければと思っています。この先、どうしましょう。みなさんの意見をコメント欄で教えてくださいね。
Kevin Purdy（原文／訳：山内純子）
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