賃貸物件検索サイトって、いったん見はじめると、いつの間にかエライ時間が過ぎてたりしますよね。
外歩きには向かない気候と物件の出物が少なくなるせいで、今の時期は、引越しのオフシーズンなのだとか。ちなみに一番のピークは、ご存知のとおり入学・入社シーズンの2月~3月で、第二のピークは異動辞令が出る9月ごろ。
「寝に帰るだけだから、それほど住居にこだわらない」という人もいるかと思いますが、「毎日暮らす家だからこだわりたい」という人がいるのもまた事実。今回は、どっちかというと後者のこだわり派向け、「掘り出し物件の見つけ方」であります。
ネットの物件検索は、確かにすごーく便利なのですが、注意しておきたい点があります。
●ネットに掲載されるまでにはタイムラグがある●ネットに掲載された物件は「売れ残り」のことが多い
賃貸物件のポータルサイトに掲載するには、初期費用と月額費用がかかることが一般的なので、大家側は掲載物件数を絞ります。また、大家や不動産業者からの情報を受けて掲載されるので、多少のタイムラグが発生。その間に契約が決まってしまうような掘り出しモノは、ネットで見ることはできないわけです。さらに、あえてネットに載せない物件というものも存在します。それを見つけちゃう方法は以下にて。
ネットに載らないけど、不動産屋さんだけに回る情報を得る方法は、
●足を使って引っ越したい地域の不動産屋を巡る●条件にかなう物件があったら、FAXで送ってもらうようお願い
というもの。情報化の世の中に逆行してますが、これで手っ取り早く掘り出し物件の情報を集められます。
不動産屋さん探しはGoogle MapsとYahoo!電話帳を使って洗い出し、まちBBSとかmixiの地域コミュで、評判のいい不動産屋さんを調べておくと効率アップ。休日に、あらかじめ調べておいた不動産屋さんへ直接出向いて、間取りなどの条件を伝えておきましょう。平日に休みが取れたらなお可。ただし水曜日は定休のところが多いので、避けた方がベター。
そして、物件情報収集の切り札がFAX。パソコンのない不動産屋さんもまだ結構あるので、不動産屋さん同士で物件情報を回すには、FAXが必須です。もし自宅にFAXやFAX内蔵の複合機があれば、番号を伝えて物件情報を送ってもらうよう依頼しましょう。メールは見られるけどFAXはないという人には、D-FAXがオススメ。初期登録に2625円かかりますが、受信は無料。新たにFAXを買うより安上がりで、電話回線が無くてもOK。
依頼する不動産屋さんの数をある程度絞って、条件をあらかじめハッキリさせておく必要があるので、住みたい地域と希望条件がハッキリしている人にオススメです。大まかに調べたり、相場等の情報を見ながら探したい、というときにはやはりネットで検索がベストでしょう。
[賃貸・Q&A広場]
(常山剛)
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