創発デザインの概念
概念の理解を最優先し、全ページにわたり見開きに図と文を組み合わせ、数式は極力少なくした。本文2色刷。
1.創発への気づき
2.ある開発の回想のなかで
3.デザイン科学の胎動
第1部 デザイン科学と創発デザイン
第1章 創発概論
1-1 創発とは
1-2 創発と要素還元論
1-3 創発の歴史
1-4 創発と多様性
1-5 原子・分子と創発
1-6 生物と創発
1-7 情報技術と創発
1-8 ソフトウェアと創発
1-9 組織と創発
1-10 経済と創発
第2章 デザイン理論
2-1 デザイン科学
2-2 デザイン科学の枠組み
2-3 デザイン知識
2-4 デザイン行為
2-5 デザイン理論とは
2-6 デザイン理論の枠組み─多空間デザインモデル
2-7 デザインにおける多空間
2-8 デザインにおける分析・発想・評価
2-9 デザインにおけるボトムアップとトップダウン
2-10 デザインにおける境界と場
第3章 デザイン方法論
3-1 デザイン方法論とは
3-2 デザイン方法論の枠組み─創発デザインと最適デザイン
3-3 創発デザイン
3-4 最適デザイン
3-5 デザインの過程I─概念デザイン
3-6 デザインの過程II─基本デザイン
3-7 デザインの過程III─詳細デザイン
3-8 単峰性問題と多峰性問題
3-9 局所的解探索と大域的解探索
3-10 唯一解と多様解
第4章 デザイナーの思考による創発デザイン
4-1 デザイナー・設計者の思考と創発
4-2 創発デザインにもとづくデザイン法─Mメソッド
4-3 Mメソッドによる概念・基本デザインの事例I─アイウェア
4-4 Step I─アイウェアに関する要素の抽出
4-5 Step II─アイウェアに関する要素の分類
4-6 Step III─アイウェアに関する要素の連関
4-7 Mメソッドによる概念・基本デザインの事例II─ワークデスク
4-8 Step I─ワークデスクに関する要素の抽出
4-9 Step II─ワークデスクに関する要素の分類
4-10 Step III─ワークデスクに関する要素の連関
第5章 コンピューティングによる創発デザイン
5-1 多様解導出システムI─概要
5-2 多様解導出システムII─構造のデザイン
5-3 多様解導出システムIII─動きのデザイン
5-4 多様解導出システムIV─マン・マシンセレンディピティによるデザイン
5-5 マクロインフォマティクスによる形状生成I─概要
5-6 マクロインフォマティクスによる形状生成II─「複雑さ」の定式化
5-7 マクロインフォマティクスによる形状生成III─複雑さの操作と形状生成
5-8 機能の創発I─ Function Synthesis Approachによる多様解の生成
5-9 機能の創発II─ユースケースポイント法による設計解の評価
5-10 機能の創発III─デザイン結果と考察
第2部 創発デザインとソフトコンピューティング
第6章 生物の形態形成や情報処理に学ぶ
6-1 オートマタ
6-2 セルラーオートマタ
6-3 パーコレーション
6-4 Lシステム
6-5 パーティクル・スウォーム
6-6 アント・システム
6-7 免疫システム
6-8 ニューラルネットワーク
6-9 恒等写像モデル
6-10 自己組織化マップ
第7章 生物の進化に学ぶ
7-1 進化的計算
7-2 遺伝的アルゴリズム
7-3 並列・分散遺伝的アルゴリズム
7-4 多目的遺伝的アルゴリズム
7-5 対話型遺伝的アルゴリズム
7-6 遺伝的アルゴリズムを使った複合アルゴリズム
7-7 進化論的戦略
7-8 遺伝的プログラミング
7-9 遺伝的ネットワークプログラミング
7-10 共進化
参考文献
和英索引
英和索引
著者紹介