Boseから新発売となったノイズをコントロール出来る驚愕のヘッドホンを紹介します。
QC35を購入してからヘッドホンに対する考え方が大きく変わり、
ノイズキャンセリング機能(外の音を遮断する力)が如何に大切かを学んだのですが、
「QuietControl 30」と言うBoseから新発売されたヘッドホンは、
なんとそのノイズのキャンセリングレベルを自分で調整できてしまう優れもの。
僕が「QuietControl 30」と出会ったのはBoseさんの秋の製品体験会だったのですが、後日商品を1ヶ月ほどお借りする事が出来ましたので、自宅でじっくりと試してみた感想をまとめて紹介したいと思います。
- QC35を使っている人にとってQuietControl 30はどう感じるか?
- これから購入するのであればQC35か、QuietControl 30はどちらがよいか?
など、徹底的にレビューしたいと思います。
目次
QuietControl30をレビュー!デザインや装着感は?
それでは、QuietControl 30が届いた所から紹介していきます。
ボーズさんの外箱のデザインはいつもシンプルなデザインで好きです。
ホワイトスペースの使い方が・・・素敵すぎ。
こちらが裏面です。全て英語表記になっているので、飛ばしていきますw
開封していくと、QuietControl 30のボディが登場しました!
斬新なデザイン。
見たことが無い形状に、最初に見た時には驚いてしまいましたが、
意外と装着してみるとスマートでカッコいいんです。
特にサラリーマンの方はスーツを来て電車通勤される方も多いかと思いますが、
このQuietControl 30はオシャレに装着する事が出来るかと思います。
なお、持ち運びたい方にはこちらのキャリングケースが便利です。
見た目以上にしっかりとした作りになっていますので、鞄の中にいれてあってもQuietControl 30を守ってくれるかと思います。
本体以外に入っていたものは上の写真の通り。
イヤーピース(チップ)は大きさが最初から装着されているMサイズの他に、小さめのS、大き目のLが最初から用意されているので耳の形に合う物を探せます。
ちょっと残念だったのは日本語で使い方などが説明されているマニュアルが無いという点。
インターネット上で閲覧するシステムなのですが、出来れば紙のマニュアルは添付しておいてほしいですね。
参考:QC30のマニュアル(Bose公式サイト)
装着した感じはスマートでオシャレ!付けていることを忘れる。
正直な話をすると、このQuietControl 30を見た時に「うーん、どうだろう?」と思ってしまったのですが、装着してみると実にカッコいい。
しかも、付けていることを忘れてしまうくらい軽くて、付け心地がよいのです。
人間工学に基づいたというネックバンドは、首にしっかりとフィット。
それでいて、肌触りもよい素材で出来ているため、快適に装着していられます。
ちなみに!
このネックバンド部分は、マットな質感になっていますので、汗などをかいてしまった場合にもお手入れはしやすそうな印象です。
耳に優しくフィットするチップの部分もノイズキャンレリングの役割を担っている様子。
長時間装着していても痛くならない素材とデザイン。流石Boseさんです。
QuietControl30にはリモコンがついていますので、スマホを操作しなくても音量やノイズキャンセリングのレベルを調整したり、電話の応対なども可能となります。
QuietControl 30の電源やバッテリーインジケーターは内側についています。
色によってバッテリー残量を把握できるようになっている仕組み。
バッテリーの充電には最大2時間程度、完全充電した場合には最大で10時間使用できるようです。
QuietControl 30の使い心地は?ノイズキャンセリング機能は?
さて、そんなQuietControl 30の使い心地は?というと、やはり試してみたいのはノイズキャンセリング+コントロール機能。
どれだけ外の音を遮る事が出来るか?と言うよりも、ノイズのキャンセリングレベルをコントロールできるという利便性が重要。
僕は耳を覆うような形のBoseのヘッドホンQuietComfort35を使っています。
普段から仕事中も音楽を流しながら装着(音のボリュームを割と大きめに設定)している+強力なノイズキャンセリング機能の兼ね合いで、インターホンが鳴っていても気づかなかったり、出張先で使っていたりすると電車のアナウンスが聴こえなかったりするというトラブルもあるくらい外の音を遮断して集中して仕事をさせていただいています。
これはこれで大変ありがたいヘッドホンなのですが、ノイズキャンセリングのレベルをコントロールできるQuietControl 30であれば、使用する場面ごとに強度を簡単に変える事が出来るわけですから、使い勝手は圧倒的にQuietControl 30のほうが比較するとよいと感じます。
なお、Quietcontrol30のノイズコントロールは「Bose Connect」というアプリを使って行います。
アプリをインストールして、Bluetooth接続でつなぐだけでしたので設定は1分程度。
これはノイズコントロールを最大にしている状態です。
この円を右にまわせば強いノイズキャンセリング、左に回せば弱いノイズキャンセリングとなります。
もちろん途中で止める事が出来ますので、使用する場面にあったノイズコントロールが可能。
ノイズコントロールレベルを下げている状態にすれば普通に会話も出来ますから、付け外しの煩わしさも、かなり軽減できます。
実際に電車の中でも使用して、アナウンスが聞こえる程度にノイズレベルをコントロールして音楽を楽しんでみましたが、聞こえないといけない情報がちゃんと聞こえるという安心感があります。
周りの音が結構なボリュームとなる某アミューズメントパークにて、ノイズキャンセリング機能を最大にして装着してみましたが、行列に並んでいる際にも周りの会話などはある程度遮断できるので、集中して音楽を楽しむことも出来てしまったくらいです。
もちろん、仕事中にも便利。
徹底的に集中したい時にはキャンセリング強度を最大にするなど、「調整が出来る」というのは番組の内容によってテレビの音量を変更するような感覚で使えますから新鮮です。
QC35とQC30はどちらがノイズキャンセリング機能が強い?
では、ノイズキャンセリング機能の強さをQC35と比較してみたいと思います。
人の声 | 周りの音 | |
QuietControl 30 | 〇 | ◎ |
QuietComfort35 | ◎ | ◎ |
QuietControl 30は最大レベルまでキャンセリング機能を引き上げた状態で比較チェックをしてみたのですが、QuietComfort35とはそれほど変わりがないと僕の個人的な感覚では感じました。
※あくまでも実感としてなので、根拠はありません。
ただ、人の声を遮る力が強かったのはQC35かなぁと言う印象です。
耳全体を覆う形状になっているので単純に外からの音を遮ってくれるのと、このイヤーカップの中で音が広がっているところもあるので、音楽を流すとよりノイズをキャンセリングしてくれる感じがQC35の方がするわけです。
なので、常に強いノイズキャンセリング機能を求めるのであればQC35、コントロールして使用したい場合にはQuietControl 30がお勧めと言えそうです。
ワイヤレスだけど、音はよいの?
さて、最後のレビューは音について。
Boseさんのヘッドホンになりますので、音質がよいか悪いかで言えば当然よい部類にはいる製品。
高音も低音もしっかりと出ていますが、どちらかと言うと音域が広く感じるのはQC35のような気がします。
とは言え、バランスの非常に優れた音を臨場感を持って出してくれますので、クラシック、ジャズなどを聴かれてもしっかりと楽しめます。
もう有線・無線の違いは、ほとんど素人にはわからないレベルに来ているのではないでしょうか。
音漏れも安心感がありますので、しっかりと音楽を楽しめますね。
QuietControl30のレビューのまとめ
この一年間くらいの間に、様々なヘッドホン、イヤホンを試してきましたが、
QuietControl30と、QC35のノイズキャンセリング機能には本当に驚かされっぱなしです。
僕がQC35を購入した時にはQuietControl 30は発売されてなかったので、
比較するものが特になかった分、思い切ってQC35を購入する事が出来ましたけど、今だったら・・・悩みますね。
ただ、僕はガッシリとした耳を覆う形のヘッドホンが好みなので、
やはりQC35を選ぶとは思います。
いかがでしたでしょうか?
ノイズをコントロールしてしまうという新しい発想のヘッドホン「QuietControl 30」。
この使ってみた驚きは、体験していただければわかるかと思いますので、ぜひBose製品をお試しできる店頭にて試してみてください。
ノイズキャンセリングのパワーに「まじか?」と本気で思ってしまいますよ。