Yahooの検索エンジンが完全にGoogleに切り替わってから4ヶ月弱経過したわけですが、以前と比べアクセス数が増えたサイトや減ったサイト、ほとんど変化が見られないサイト等、色々なパターンがあると思います。
今までGoogleからのアクセス数が多かったサイトは、YahooのGoogle化によってアクセス数が大幅に増えると期待していた人もいると思いますが、実際にはそうなっていないサイトも多いと思います。
そこで、今回はGoogle比率が高かったサイト、比率が1:1だったサイト、Yahoo比率が高かったサイトに分けて、アクセス数の変化を見ていきたいと思います。
Google比率が高かったサイト
SEOブログ
Y:3,700 ⇒ 4,500
G:19,000 ⇒ 16,800
当ブログのデータですが、Googleからのアクセスがほとんどだったので、Yahooからのアクセス増を期待していたのですが、微増にとどまっています。Googleのアクセス数が大幅に減っているのが気になりますが、他サイトへリダイレクトしたページがあるので、その辺も影響していると思われます。
SEOブログ
Y:2,400 ⇒ 3,000
G:11,100 ⇒ 11,900
こちらもGoogleに偏っていたサイトですが、Yahooからのアクセス数はさほど増えていません。
建築
Y:800 ⇒ 5,300
G:3,100 ⇒ 5,900
このサイトも、Google比率が高かったサイトですが、爆発的にYahooからのアクセス数が増えています。 Googleからも結構増えていますね。全てのサイトがこんな感じになってくれると有難いのですが。
健康
Y:150 ⇒ 480
G:430 ⇒ 670
アクセス数自体が少ないので、あまり参考になりませんが、Yahoo比率が上がっています。
YとGの比率が1:1だったサイト
株式投資
Y:1,500 ⇒ 5,200
G:1,500 ⇒ 2,800
このサイトはYahooとGoogleの比率が1:1だったのですが、Yahooからのアクセスが大幅に増えています。WordPressを使った上場企業データベースのアクセス数が、5倍以上に増えています。
士業
Y:5,800 ⇒ 6,300
G:5,000 ⇒ 5,000
元々ほぼ1:1のサイトですが、大きな変化は見られません。
Yahoo比率が高かったサイト
建築
Y:3,800 ⇒ 2,100
G:1,400 ⇒ 1,100
YSTからの評価が高かったサイトですが、こちらは両検索エンジンともアクセス減となっています。前述の建築サイトと同業種で、サイトボリュームもさほど変わりませんが、前者はWordPressで随時更新中、後者はHTMLでほぼ無更新という事が影響していると思われます。
美容
Y:1,200 ⇒ 630
G:950 ⇒ 580
特にYSTからの評価が高かったというわけではありませんが、Yahoo比率が高かったサイトです。こちらも大幅なアクセス減となっています。
自動車
Y:990 ⇒ 390
G:550 ⇒ 360
YSTからの評価が高かったサイトなので、Google化に伴い大幅なアクセス減となっています。Yahoo比率が高かったサイト全てが、Googleからのアクセス数もかなり減っている事が分かります。
総括
あくまで、今回取り上げたサイトにおいてですが、Google比率が高かったサイトでもYahooからの大幅なアクセス増が見られないケースもありました。これは、YahooとGoogleのユーザ層の違いによるものだと思われます。Yahooの検索結果がGoogle化したとしても、Yahooを利用するユーザが検索するようなキーワードでSEOできていないとアクセスアップには繋がらないという事ですね。
逆にYahoo比率が高かったサイトについては、100%アクセス減となっています。予想できた事ではありますが、YSTにだけ評価されていたようなサイトはかなり厳しい現実となっています。
3月末よりGoogleの順位変動が激しくなっており、今後パンダアップデートも本格的に導入される事になると思いますので、単純にGoogle化後のアクセス数の変化を見る事はできないのですが、Yahooからのアクセス数が大幅に減っているサイトについては、ブログのような更新しやすいコンテンツを追加したり、Yahooユーザ向けに新たにキーワードを増やす等の対策を実施した方が良いでしょう。
サイトを放置したり、アクセス解析を眺めていてもアクセス数が増える事はありません。素直に現実を受け止めて、サイトを見直した上で修正を加え、必要であれば大幅なリニューアルを行うのも良いでしょう。