301リダイレクトによるリンクジュースの受け渡し

ドメインを移転した場合、過去に受けた被リンクの評価を引き継ぐ為には301リダイレクトを行いますが、今回ドメイン全体ではなくページの一部を他サイトへ移転しましたので、検索順位の移り変わりを記録しておきます。

「www.jweb-seo.com/wp/」でWordPressの使い方ページを公開していたのですが、WP2.6だった為ページを全面リニューアル+追加すると共に、HTMLからWordPressに移行しようと考えました。

同じドメイン内で移行しても良かったのですが、実験の意味もこめて他のドメインへ移転しました。移転後のURLは「www.seotemplate.biz/wordpress/」です。

リダイレクト後の動き

1/31にドメインを取得し新しいページを作成していき、301リダイレクトをかけたのが2/7の夕方です。この時点の検索結果を残しておくのを忘れたのですが、「WordPress 使い方」で2位、3位を行き来していて、「WordPress カスタマイズ」では2位でした。

順位変動

順位チェックにはFerretRCを使っていますが、正しい順位が取得できないのが難点です。この辺が使えないと言われてしまう原因でしょうか。順位は目安として見てください。

新ページは直ぐにインデックスされましたが、いきなり上位表示されるわけではありません。リダイレクト後徐々に順位が上がっていき、そのうち入れ替わると思っている方も多いと思いますが、その日は突然やってきました。ただ、これはサイトの状況やリダイレクトの仕方によっても変わってくると思います。

同時に上位表示されるゴールデン期間

上記の順位を見ても分かるように、1日だけ新旧ページが同時に上位表示されていました。

この間のアクセス数は爆発的に増えるわけですが、それも1日だけでした。でも、検索ユーザのことを考えれば当然のことですよね。同じページが検索結果に2つ表示されているメリットはありませんからね。

入れ替わり

そして、ページが入れ替わるわけですが、「WordPress カスタマイズ」の方の順位が完全には戻っていません。(2/14現在)

301リダイレクトの効果

301リダイレクトを行うと過去に受けたリンク評価の80%ほどを引き継ぐと言われています。ドメイン移転して旧サイトを放置するような場合には、必ず301リダイレクトを行ってください。ただし、100%引き継ぐわけではありませんので可能な限り過去に作ったページのURLは変更しない方が良いでしょう。

リダイレクトによるページランクの受け渡しについては、海外SEO情報ブログさんの記事が参考になると思います。

リダイレクトしても以前の順位をキープする事は難しいという事になります。今回は、個別ページについては一つずつリダイレクト設定していますので、大幅なアクセス減とはなっていませんが、新ページの順位が下がるようであれば多少影響がでてくるでしょう。

被リンクに活用

自演リンクする場合、リンク元サイトの質や増やす速度、アンカーテキストの分散などが必要となっていますが、リダイレクトを使うことで、こういった作業が軽減されると言われています。この辺の話は住さんのブログが参考になると思います。

  • 有料リンク販売業者がリンクを調達する10の方法
  • 黒いリンクを洗浄するリンクロンダリングとは

リダイレクトによるページランクのコントロールは、やり方によってはペナルティを受ける場合もあるようですので、リスクを覚悟した上で実施するのが良いと思います。


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