70代以上の高齢世代にストップされた大阪都構想 バス、地下鉄の敬老パス廃止などに懸念抱く

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   å¤§é˜ªå¸‚の140万人が参加した都構想をめぐる住民投票はわずか、1万票ほどの差で否決された。各メディアの出口調査では投票者のうち20~60代のほとんどが賛成優勢または拮抗だったが、70代以上は反対が大きく上回った。

   å¤§é˜ªç¶­æ–°ã®ä¼šã‚’中心に力説した都構想のメリットは高齢者に浸透せず、高齢者が選挙結果を左右する「シルバーデモクラシー」の現状が浮き彫りになった。

  • 橋下氏は最後の演説で、若い世代に訴えた
    橋下氏は最後の演説で、若い世代に訴えた
  • 橋下氏は最後の演説で、若い世代に訴えた

演説の人だかりは30~50代が多くを占めた

   æ–°èžã‚„テレビなど各メディアの出口調査によると、20~50代で賛成優勢、60代が拮抗。70代以上は反対に大きく傾いたことが分かる。朝日新聞やNHKでは反対が上回ったのは70代以上だけという明確な傾向があらわれた。

   é«˜é½¢è€…の間で都構想への支持が広がらなかった理由の1つに、市独自の取り組みである「敬老パス」がなくなるという不安感があったようだ。敬老パスは70代以上の高齢者が対象(年間3000円の負担金が必要)で、バスや地下鉄など市営交通機関が1回につき50円で利用できるサービス。維新の会は市がなくなっても特別区に引き継がれるとしていたが、公選制の新区長の意向次第では廃止される恐れもあったためだ。

   æ•¬è€ãƒ‘スを一例に、高齢者の間では住民サービスが低下するのではないかという懸念が広がっていたようだ。

   ã¾ãŸç¶­æ–°ã®ä¼šã‚‚、高齢者の支持が広がっていないことに対する動きが鈍かった。16日夜、17日昼の「最後のお願い」では、橋下徹市長と松井一郎知事はそろって、若者でにぎわう繁華街、難波で演説を行った。黒山の人だかりは30~50代が多くを占め、「ファイト」「頑張れ」と書いたプラカードやうちわを手にする橋下ファンもこの世代が中心だ。

   æ©‹ä¸‹æ°ã®æ¼”説内容もムダの削減を前面に押し出し、

「今ここで手をつけておかないと、将来世代はどうなるのか」
「今を守るだけでは未来はない」

と未来志向が強かった。

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