新刊
現代物理学の基礎 7
物性 Ⅱ
素励起の物理
巨視的物性の記述に有効な素励起概念を使い、結晶やフォノン、誘電分散、フェルミ流体、相転移や臨界現象、くりこみ群などを解説
物質は莫大な量の原子・分子から構成される。その巨視的物性を外部からの摂動に対する応答とみるとき、低励起状態では、ある種の粒子の集団として巨視的物性が統一的に記述される。そこで有効なのが「素励起」の考え方である。この方法により、結晶やフォノン、誘電分散、フェルミ流体、相転移や臨界現象、くりこみ群などを扱う。