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いま、この惑星で起きていること 気象予報士の眼に映る世界

世界中で起きている異常気象を気象予報士の立場で解説し、今後を考察した一冊。

いま、この惑星で起きていること 気象予報士の眼に映る世界
著者 森 さやか
通し番号 954
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニア新書 > 数学・物理・天文・地学
日本十進分類 > 自然科学 > 天文・地学
刊行日 2022/07/20
ISBN 9784005009541
Cコード 0244
体裁 新書 ・ 190頁
在庫 在庫あり
世界各地で観測されている異常気象は、自然界に多大な影響・変化を及ぼし、人々の日常生活をも脅かしている。数々の事例を気象予報士の立場でわかりやすく解説しながら、私たちに何ができるのか、今後の課題と解決策を考察していく。雑誌『世界』で大好評だった二年間の連載にコラムを加え、まとめた一冊。

*本書は月刊誌『世界』二〇二〇年一月号から二〇二一年一二月号までを、一部加筆の上まとめたものです。本文中にでてくる肩書等はいずれも執筆当時のものです。
 はじめに

Ⅰ章 変調(二〇二〇年一~一二月号)
 1 アラビア海の最強サイクロン
 2 多発する巨大ハリケーンと熱波
 3 動物たちの受難と生存への努力
 4 前代未聞の異常な気象
 5 生きものたちの変調
 6 コロナがもたらす人道危機
 7 夏のはじめの異常気象
  コラム① 気象予報士が見ているもの
 8 極地の混乱
 9 干ばつと豪雨――極端になる水の循環
 10 オーバーヒートする地球
 11 もっとも暑かった夏――続発する森林火災
 12 海の変調――環境への未知数の影響

Ⅱ章 異常気象の先(二〇二一年一~一二月号)
 13 気象観測の先人たち
  コラム② 「ミスター・トルネード」と呼ばれた男
 14 気候変動クロニクル
 15 異常事態が常態に?
 16 凍りつく出来事
 17 新技術は地球を救うか?
 18 天空の異変1
 19 観測が明らかにする気象の現在
 20 リズムが乱れる生物たち
 21 両極端の地球
 22 温暖化は世界遺産も蝕む
 23 温まる地球と終末時計
 24 暗く熱くなる地球

 あとがき
森さやか(もり さやか)
日本の真裏に位置するアルゼンチン・ブエノスアイレスに生まれる.幼いころから雲を眺めるのが好きで,中学生の時には気象予報士試験を志すも断念.思いを捨てきれずに,社会人になって受験して合格する.2011年からはNHKの英語放送,NHK WORLDで気象アンカーを務め,世界の天気を英語で解説している.またYahoo! JAPANに個人のオーサーとして世界の天気ニュースを寄稿.著書に『竜巻のふしぎ』『天気のしくみ』(共立出版,森田正光氏・川上智裕氏と共著)がある.もっとも気になる気象現象は竜巻,行ってみたいのはアメリカのデスバレー.

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