ところが変わればゲームも変化することを求められるようです。
ゲームの女性キャラクターはイスラム圏においてどのような変更を施されているのでしょうか。ここに一つの実例があります。
『RAPPELZ』はファンタジー系のMMORPG。
日本でもプレイできますが、イラクやサウジアラビアなどのイスラム圏にも輸出されています。現地の運営会社Game Power 7は露出の多い女性キャラクターにストッキングや鎖帷子を追加するほか、十字架など「非イスラム」な宗教的シンボルを削除。また、音楽も変更されているとのことです。
「アシュラ」の日本版。なかなか刺激的な服装です。 | こちらは中東版。肌が全て布で覆われています。 |
Game Power 7の発表によると、同社は中東と北アフリカでアラビア語とペルシア語でオンラインゲームを運営する初の会社とのこと。宗教は重要な問題だけに、イスラム圏向けのローカライズを現地の会社が手がけるのはある意味理にかなっているといえるでしょう。
「デーヴァ」の日本版。胸元に注目して下さい。 | 中東版では日本版で露出していた胸元も鎧で覆われています。 |