また、一部のゲームには敵と戦うアクション要素が含まれており、ほのぼのとした世界観を満喫できるだけではない点も魅力です。今回の記事では、ニンテンドースイッチでプレイできる農業系のおすすめゲームを5つ紹介します。
『ルーンファクトリー5』
シリーズ最新作の『ルーンファクトリー5』は、仲間と一緒に旅に出る「冒険」と、町の住人と交流しながら畑で野菜を作ったり魚を釣る「生活」の両方が楽しめる作品です。ナンバリングタイトルになっていますが、本シリーズは作品ごとに主人公や物語の舞台が変わるので、今作から初めてプレイするという方でも安心です。
物語は記憶をなくした主人公が「自然が豊かな町リグバーク」へとたどり着き、街を守る警備組織「Seed」へ入隊するところからはじまります。そして、世界の人々や自然の調和を守るルーンをめぐり、仲間たちと様々な事件に立ち向かいます。冒険の拠点となるリグバークにはたくさんの住人が暮らしており、仲良くなったら冒険に連れて行ったり、気になる相手を見つけて恋愛・結婚が可能。子供も生まれ、家庭をきづくこともできますよ!
畑では、種をまき・毎日の水やり・収穫ができ、完成した作物は出荷をしてお金に変えるのはもちろん、料理の材料にして冒険のお役立ちアイテムとして使えます。また、シナリオを進めると背中に巨大農園を背負ったファームドラゴンが仲間になり、特別な恩恵を受けられます。さらに畑以外にも町では、季節のお祭りや住人の誕生日など毎週のようにイベントが発生し、楽しい日々を送れます。
バトルでは、剣・斧・杖といった様々なタイプの武器を使い分けて戦います。新アクションに追加された「Seedサークル」は、専用アイテムを使ってモンスターを拘束し足止めをしたり、捕獲をして味方にできます。仲間になったモンスターはお世話をすると仲良し度が上がり、バトルでの頼もしい戦力となってくれますよ。
『Stardew Valley』
祖父から受け継いだ古い牧場・使い古された農具・ちょっとのお金を手に自給自足の生活ををしながら生き抜いていく……それが『Stardew Valley』です。プレイヤーは5つのレイアウトの牧場から自分の好みを選択。現代社会に疲弊した主人公はスターデューバレーという田舎で牧場を営みながら、ペリカンタウンの住人との親睦を深めて町の復興をしていきます。
全体的に自由度が高く、荒れ果てた牧場の大地を無視してペリカンタウンの住人との交流に励んだり、自分の牧場の開拓に没頭するなどプレイヤーのやりたい生き方ができます。ストーリーもコツコツと公民館を修繕するか、大企業に再建の委託をするかを選べ、選択肢によって街の雰囲気が変化する点も楽しみのひとつです。
農業ゲームとしては、土地を耕して家畜や作物を育てたり、道具をクラフトしたりといった定番要素はしっかり完備。牧場経営をしながら、ペリカンタウンに住んでいる12人の結婚候補者から牧場ライフを共にする運命の一人を見つけましょう!また、ダンジョン要素もあり、巨大な謎の洞窟で危険なモンスターと戦いながらお宝を探し出すのも冒険感があり楽しいですよ。
本作は最大4人のオンラインプレイにも対応しているので、みんなで協力して牧場作りができます。お互いに資源をシェアしたりプレイヤー同士で交流したりと、人数が増えれば楽しみの幅が広がりますね。
『天穂のサクナヒメ』
『天穂のサクナヒメ』は、「米作り」に特化した個性的なアクションRPGゲームで、斬新なコンセプトと高い完成度で高い注目を集めました。物語は、武神と豊穣神の子どもである「サクナヒメ」が神界に迷い込んだ人間を都に侵入させたうえに、主神への献上物の米の備蓄を台無しにしてしまいます。そんな大失態を犯した彼女は、罰として鬼が支配する「ヒノエ島」の調査を命じられ、人間と一緒に島へわたることに……。
このゲームの最大の特徴はなんといっても、本業の農家さんでも苦戦するほどの本格的な米作りです。おおよその手順として田起こし・泥水選・田植え・雑草取り・稲刈り・稲架掛け・脱穀・精米と、米作りを本格的にしていないと聞いたことないような工程がたくさんあります。さらに、田んぼの水量・水温・自家製肥料などの調整も求められるため、攻略サイトを見るより農林水産省のホームページを見た方がいいと言われるぐらいの本格派です。
探索パートは横スクロールアクションとなっており、農具を駆使し敵を倒していきます。また、伸縮自在の羽衣を使えば、敵との場所を瞬時に入れ替え相手の裏をつけるため、縦横無尽の動きで敵を翻弄しましょう。そうそう、収穫や探索でとれた食材は、料理をして食べることでサクナヒメの能力を一時的に上げてくれます。本格的な米作りを体験してみたいと思っている方はぜひプレイしてみて下さい。
『きみのまち ポルティア』
『きみのまち ポルティア』の物語は、主人公がお父さんから受け継いだ作業場がある「ポルティア」へ引っ越してくるところからスタートします。町について見た受け継いだ作業場は誰にも使われていないボロボロの状態……そんな状態から町一番の工場を目指すゲームです。
ゲーム内でやれることは多く、農業・採掘・クラフト・釣り・探検・結婚など。また、ポルティアに住む人々は個性豊かな人ばかりが暮らしており、住人との会話も面白いものばかりです。
ポルティアには四季があり、28日ごとに春夏秋冬と季節が移り変わります。景色を楽しみながら主人公の洋服を選ぶのも楽しいですね。古代遺跡には失われた技術が眠っており、それらを復活させればどんどん新しいものが開発できます。また、不思議な財宝が見つかることありますが、遺跡には恐ろしいモンスターが存在するので要注意です!
主人公は作物を作ったり、素材を拾ったりなど何かをするごとに経験値が入ります。レベルアップで手に入れたスキルポイントを使ってスキルを覚えれば、収穫スピードが上がったり特別な攻撃ができたりと、戦闘や素材集め、クラフトに役に立ちますよ。
『ドラえもん のび太の牧場物語』
『ドラえもん のび太の牧場物語』は、誰もが知っている人気アニメ「ドラえもん」と『牧場物語』のコラボ作品です。舞台はゲームオリジナルの異世界「シーゼンタウン」。ドラえもん・のび太・しずかちゃん・ジャイアン・スネ夫はこの異世界へ飛ばされてしまい、謎を解き明かしながら元の世界へと帰る方法を探します。
プレイヤーはのび太になり、荒れた牧場で畑を耕し作物を育て、愛情を込めて動物のお世話をします。基本的なプレイスタイルはいままでの『牧場物語』と同じなので、シリーズをプレイしたことある人はスムーズに遊べます。また、複雑なアクションはありませんので、ゲーム初心者の方も安心してプレイできますよ。
ドラえもんといったらひみつ道具ですが、なんと異世界に飛んでくる際にポケットの中の道具をシーゼンタウンに落としてしましました。そんな散らばったひみつ道具を見つければ物語の展開が大きく変わったり、牧場生活がグッと楽になります。
ドラえもんの映画を見ている感覚で楽しめる『牧場物語』は、子どもと一緒にプレイするのもおすすめ。また、過去シリーズ同様にアイテム収集や図鑑などのやりこみ要素が豊富なので、シリーズファンにもおすすめできる作品になっています。
以上、ニンテンドースイッチで遊べる農業系ゲームを5つ紹介しました。農業系のゲームでは普段感じられないスローライフで癒しを体感でき、子どものころに戻ったかのようなわくわく感も同時に楽しめます。ぜひ興味を持った方はプレイしてみてください!