最近、社内でプロジェクトで使う ITS を何にするかねーという話題が空前の大ブームになってて、オレのプロジェクトでは隣の隣に座っているチーフプログラマがオススメしてきた Pivotal Tracker というのを使うことにした。
チュートリアルを見るとだいたいわかる。
最初は Trac や Redmine のようないわゆる ITS も候補に挙がっていて、追加で Mantis や Retrospectiva も考えてみたんだけど、どれも"こちら側"でのチケットとリポジトリ管理が主な機能。これらは開発側だけで使うなら問題はないけど、顧客と story や goal の共有することには向いてない。そもそも顧客に
foo_controller.rb の bar を直す
とか
model/buzz.rb を作る
のようなチケットを見せてもしょうがないし、混乱するだけ。顧客と一緒にやりたいことって goal の位置や story のボリュームを共有することなんだよね。
そんなこんなで Pivotal Tracker にたどりついたわけだけど、これはホントに細かいところで良くできている。主な特徴としては
他にもたくさん機能があるんだけど、今は使い込みながら発見した機能を共有している状態。欠点としては日本語をリターンキーで確定するとストーリーも確定してしまうってところかなあ。それ以外は目立った欠点はない。
補足しておくと、Trac のようなチケット管理システムを全て Pvotal Tracker に置き換えてしまえというわけではなくて、イテレーション単位で開発を進める場合に最も適している ITS が Pivotal Tracker というだけ。
Pivotal Tracker で管理されているストーリーをどのように実現するかについては"こちら側"で Trac や Redmine を使った方が良いし、特にチケットとコードリビジョンの紐付けとかは必要な要素であることは変わりない。
というわけで、顧客と毎週ミーティングやってるけど、どうにも優先度や何をやるのか決まらないまま終わってしまう、御見積を出したところであまり使われていないというようなことに悩まされている人は Pivotal Tracker を使ってみると良いと思います。