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というわけで書評です
今更感もありますが、結構前に読んだこの本が凄く良かった!
「文章力」とか言われても良く分からないし、そもそもそんなものがブログに必要なのか?
って思うんだけど、それでもやっぱりブロガーたるもの気になったりもしちゃいます
あんまり高度な技術とかはいらないにしても
「読みやすさ」
のようなものものは追及していくべきなんだろうなぁと思いつつこの本を読みました
目次です
目次
新しい文章力の教室ってどんな本?
何はともあれ紹介文を引用
「書けないカギは書く前にあり」。毎月3,000本以上の記事を配信し続けるカルチャーニュースサイト「ナタリー」で実践されている文章の書き方を、一般向けに解説する初めての書籍です。
通称「唐木ゼミ」と呼ばれる社内勉強会で新人育成を担当する著者が、「悩まず書くためにプラモデルを準備する」「事実・ロジック・言葉づかいの順に積み上げる」など独特の概念を通じて、文章を構造的に書くための方法をわかりやすく教えます。
文章の具体的な改善ポイントも解説。企画書、報告書、レポート、ブログ、SNSなどあらゆる文章に有効です。
まあようするに「文章の書き方」を書いた本なのです。そのまんまですね
自分の中で無意識でやっている事もいくつかありました
そして意識していきたいと思った事もたくさんあり、「何度も読みたいな」と思わされた本でした
本書の内容ですがまずは大前提のこちらをどうぞ
良い文章とは完読される文章である
これ!!!!
ホントにそうだよね。文章は完読されてこそ
しかし、それが滅茶苦茶難しいというのもまた事実
本書では
「良い文章=完読される文章」
と位置づけて進んでいきます
ちなみに完読される文章を完食されるラーメンで例えてますが、これがとてもわかりやすいので紹介
逆に駄目な文章は「残されてしまうラーメン」なわけです
自分がどんな時にラーメンを残すのかを思い浮かべてみましょう
- 「多すぎる」
- 「麵ののどこしが悪い」
- 「味が濃すぎる」
- 「味が薄過ぎる」
- 「具が少なくて単調」
- 「店内が不潔」
- 「食べたい味じゃない」
こんな感じでしょうか?
これを文章で置き換えるなら
- 「長過ぎる」
- 「リズムが悪くてつっかえる」
- 「主張が強すぎる」
- 「得られるものが無い」
- 「繰り返しばかりで飽きる」
- 「誤字だったり用語の不統一」
- 「求めていない内容」
こんな感じになりますね
つまりこれらの逆をいけば「完食されるラーメン」すなわち「完読される文章」に近付くという事です
こんな風に言うのは簡単ですが、書くのは難しいです(特に僕は誤字とかめっちゃ多いから! 店汚っ!)
とにかくこの「完読を目指そう」というのがこの本の趣旨なのです
ブログにおいてもこれは本当に滅茶苦茶大事な事だと思います
そして、そのことを出来る限り噛み砕いて紹介しているのがこの本「新しい文章力の教室」です
「新しい文章力の教室」の内容
さて、こんな具合で書いていきたかったのですが、本書は約200pあるのですが、まだ15p目です
つまりこのままだと偉い事になるので、その「完読」される文章を書くために、どのような事が学べるのかを書いておこうと思います
第一章 書く前に準備する
第一章ではまさに「書くための準備」にフォーカスを当てています
「完読される文章」を目指すためには、準備が必要だというわけです。ちなみに僕はこことても苦手ですが、真面目に書くときは意識しようと頑張っています
ちなみにこの記事は1mmも準備せずに書かれています!!(はてなエディタに直接打ってる)
悩まず書くための手法が具体的に紹介されており、もうここだけでも読む価値がありますね
第二章 読み返して直す
続いて推敲の仕方についてです
僕はこんな風に適当に書いていますが、かなり推敲はする方です。といっても誤字は多いのですが、何をしているのかというとテンポをチェックしています。いわゆる「読みやすさ」ですね
実際効果あるのかは知らんけど! 読みにくかったらごめんな!!
そしてこの本でも「テンポ」について触れられており、自分が感覚的にやっていたこととも、あまりやれていなかった事も全部具体的に書いてあります
これを無意識レベルでやれたら最強だろうなぁって感じ
しかし逆に言えば鍛えれば可能という事!! 頑張るぞ!!
第三章 もっと明快に
この章で言っていることは
「読者の負担を取り除いて、もっと伝わる文章にしよう」
という事!
どちらかというと書くというよりも「削る」作業が中心。わかるわかるわかるよ~~ってなった。特に「余計な単語を削る」とか「余計な言葉を言っていないか」という部分は気をつけたいところ
また、めちゃ具体的に
- 「列挙の「と」と「や」は最初に置く」
- 「並列の「たり」は省略しない」
みたいな事も書いてあります
第四章 もっとスムーズに
続いて続いてスムーズな文章!
「読者に伝わる丁寧な文章にしていこう」
という部分
ちなみにこの章では
「スピード感のある文章=良い」
を否定しています。スピード出せば良いわけじゃねーぞ? と。はい、本当にすいませんでした
そうではなく「適切なスピード感のある文章」こそ良いと
これは凄い腑に落ちました。反省です
そして文章のスピード感とは、何て話もしてますね
スピード感とは「文字数辺りの情報量」と言っています
これはどういう事かと言うと
- 「その本は7月5日に発売されます」
- 「その本は7月5日発売」
だと同じ事を言っているのに後者の方がスピード感があるよね、という話!
こういう感覚的な部分をしっかり言葉で理解できるからこの本がとても好きだ!
第五章 読んでもらう工夫
最終章のここでは「様々な種類の文章に対する対応」について書いてある
「あえて閉じた言葉で読者との距離を縮める」
だとか
「人物名で始めると読者の目を引きやすい」
みたいなテクニック方面の話から
- 「長い文章を書くには」
- 「企画書を書くには」
何て話にも凄く具体的に回答している
最後まで読み応えのある本である
まとめ
正直、この本の内容がクリア出来ていれば相当読みやすい文章になると思います
そんな事言ってる僕が出来てるのかと言えば出来ていないんですけど、
ブロガーが文章力について学ぶのであれば、とりあえずこの1冊だけで十分だと思いました
少なくともこの本の内容をクリアしてから、次に行くべきだと思います
個人的にはそもそもブログに文章力何かいるのか? って部分は疑問なのですが、それでもこの本の内容は意識して損は無いと思いました
基本的な部分からでも学ぶ事が多くて、これからのブログ運営において非常に良い本でした。僕は滅茶苦茶読み返してます
初心者から慣れている人まで幅広くオススメです
そんな感じ!
おわりっ
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ブロガーにはそんな本不要ってエビデンスかな?
ぽさん
さーーせーーーん
今 ここから購入しちゃいましたw
それだけです(笑)\(^^)/