苫東厚真発電所1号機の復旧(最終報)および伊達発電所2号機の発電再開について |
2013年6月27日
伊達発電所2号機(所在地:伊達市、定格出力:35万kW、使用燃料:重油)につきましては、6月25日から9月27日の予定で定期事業者検査のため停止いたします。
苫東厚真発電所1号機(所在地:勇払郡厚真町、定格出力:35万kW、使用燃料:石炭)は、ボイラー蒸気ドラム※1の安全弁※2から蒸気漏洩が確認されたことから、6月25日 17時45分に停止し、点検作業を開始しました。
点検結果にもよりますが、復旧は6月27日頃となる見込みです。
苫東厚真発電所4号機(所在地:勇払郡厚真町、定格出力:70万kW、使用燃料:石炭)は、ボイラー内部での蒸気漏洩の兆候を確認したことから、点検のため6月26日16時00分を目途に停止することとしました。
停止後、ボイラー内部の点検を実施し、原因の特定ならびに復旧作業を進めてまいります。
苫東厚真発電所1号機については、ボイラー蒸気ドラムの安全弁内部に微小な傷を確認したことから、補修を行い、本日14時37分に復旧しました。
一方、伊達発電所2号機については、6月25日より定期事業者検査のため停止しておりましたが、苫東厚真発電所4号機のトラブル停止に伴い、定期事業者検査を中断し、本日15時38分より発電を再開しました。
これらにより本日の当社のピーク時供給力は476万kW、供給予備力は91万kWとなります。
苫東厚真発電所1号機および伊達発電所2号機は運用を開始しましたが、現在、苫東厚真発電所4号機が停止していることから、発電設備のさらなる計画外停止や北本連系設備が停止した場合には、極めて厳しい状況になることも想定されます。
お客さまにおかれましては、引き続き、無理のない範囲での節電にご協力をお願いいたします。
なお、伊達発電所2号機の定期事業者検査は、今後の需給状況を勘案のうえ、あらためて日程を調整し、実施する予定です。
- ※1 蒸気と水の混合物を蒸気と水に分離し、蒸気は過熱器管を経て蒸気タービンに送り、水はボイラーで循環させる装置
- ※2 蒸気圧力が規定値以上に上昇したときに、圧力を逃すための弁
<本日(6月27日)の需給状況>
(万kW)
変更後 | 変更前 | |
---|---|---|
ピーク時供給力※ | 476 | 401 |
予想最大電力 | 385 | 385 |
供給予備力 | 91 | 16 |
- ※ 変更後のピーク時供給力には、伊達発電所2号機17.5万kW(出力上昇中におけるピーク時間帯の供給力)および他事業者からの電力調達分23万kWを見込んでいます。