はじめましてのアトリエM5です。「みちくさを食ってみませんか」
はじめまして。アトリエM5の苅野と申します。
版元ドットコムには、ご縁をいただき2015年に会員になりました。
2010年から、ひとり版元をしています。2012年には拠点を東京から故郷である大阪に移しました。これまで、たくさんの方々の助けを頂戴して今日まで続けることができました。本当に感謝、感謝です。
今日は、久しぶりに刊行した「みちくさ発見伝」とアトリエM5について少し紹介させていただきます。
「みちくさ発見伝」(2016年4月刊行)は、写真家の宮本和義さんが興味を抱いた建築や石仏、民間信仰、集落など、日本の津々浦々を旅して撮り続けたものの中から、選りすぐりの面白きもの美しきもの、明日に伝えたいものを紹介した写真集です。その姿に思わず笑いがこぼれる道祖神、今にもピクピクと動き出しそうな筋肉をもつ力士像などなど。それらに、宮本さんによる、端的かつやさしく、時に辛口の文を添えています。
路傍にあって土地の人々に大切に受け継がれてきたものも多く、その場所に行けば近くで見ることができるものばかりです。これらを自身の目で確かめようと本を片手に探し歩き、しばし人生の「みちくさを食う」読者がいてくれることをひそかに、そしてとてもとても期待しています。
これまでに、「こまいぬ」(2010年刊行)、「光のおと」(2012年刊行)そして「みちくさ発見伝」の3冊を刊行しました。美しいものを伝えること、手作りであることにこだわり時間をかけて作りました。
メーリングリストから届く版元ドットコム会員の皆様の熱い思いに刺激を受けながら、時にくじけそうになる心を奮い立たせて様々な問題と向き合い解決しつつ、小さな暖簾を守るようにこつこつと本作りを続けたいと思っています。
そして、一日も早く皆様への刺激の発信源となれるように・・・と思っています。
無口なアトリエM5ですが、今後ともよろしくお願いいたします。
では、また何かの機会に・・・。