« HTML5に興味がある人もそうでない人もvantさんのBlogを読もうぜというお知らせと今回の件の謝辞的な私信 | Back To Blog Top | Web Designing 2009年5月号に記事を書きました »
ワーキングチェアの選び方
たまに上がるワーキングチェアの話題を見るたびに、イスマニアのhamashunはふはふは言いながら見させてもらっています。
せっかくなので僕の選び方を書いてみる事にしました。
ちなみに僕が会社で使っているのはVitraというメーカーのHeadLineという椅子です。
参考:HeadLine 3Dアームチェア ベーシックダーク仕様(ヘッドライン 3Dアームチェア ベーシックダーク仕様):hhstyle.com
素材選び
ワーキングチェアの素材は大きく分けてメッシュ系と布系に分けられます。 有名なアーロンチェアはメッシュですね。 メッシュは蒸れないと聞きますが、まあここは好みだと思います。 僕はメッシュは服が削れそうな気がしたので布の物を選びました。
日本製と海外製ではどっちがいい?
平均的体格の日本人なら、基本的には日本製の方が合いやすいと思います。 オカムラのバロンとか有名ですね。僕はミーハーなので「イタリア人デザイナーのドイツ製」という物を選びました。 あほですね。 だがそれがいい。
ただし、体の形は人それぞれなので最終的には試座が必須です。
前傾姿勢か後傾姿勢か
アーロンは前傾姿勢をサポートする機能が付いていますし(モデルによっては無いかも)、HeadLineは後傾姿勢をサポートする機能が付いています。
つまり椅子によって得意とする姿勢が異なるという事です。 これはカタログなどから読み取るか、あるいは実際にお店に行って店員さんに聞くと分かります。
僕は寝そべっているくらいに後傾してキーボードを叩くのが好きなので、後傾姿勢の物を選びました。
デザイナーの人なんかは前傾の方がいいかもしれないですね。
ヘッドレスト
前傾姿勢派には殆ど不要ですが、後傾姿勢派には必須なのがヘッドレストです。 これがあると無いとでは快適さがかなり違います。
特に僕がHeadLineを選んだ大きな理由がヘッドレストで、硬さ・広さが違和感なく、それゆえに頭が転がる心配もありません。
前項の後傾姿勢とも関係するのですが、HeadLineはリクライニングしたままで視線を正面に向ける事ができるのです。
と言葉で言われても分かりづらいと思うので、写真を用意しました。
通常時
リクライニング時
モデル:キャンディ
通常時
リクライニング時
モデル:イケメソディレクターつぼちん
リクライニングした時の写真に注目してほしいのですが、背はリクライニングしてるけど視線は正面を向いたままです。 これにより、リラックスした姿勢のまま作業を続ける事ができます。
後傾姿勢派にはこのHeadLineはマジオススメです。
調整機構
使ってみて便利だと思ったのは、座面と肘掛の高さ調節・リクライニングの硬さです。 座面と肘掛の高さ調節さえあれば他は無くとも何とかなると思います。
試座の方法
文中にも何度か出てきましたが、試座は必須です。 東京だとhhstyle.comやヤマギワリビナが有名どころです。
試座で重要なのは、普段仕事をする格好で行く事とできるだけ長い時間座り続ける事です。 僕は靴を脱いで仕事をするので、靴下姿で1時間くらいは座り続ける事にしています。 最初はちょっと恥ずかしいので、空いてる時間帯を狙って友達と一緒に行くといいかもしれません。
10分くらい座り続けていると大抵は店員さんが声をかけてくるので、普通に「購入を検討しているので、暫く座って試してもいいですか?」などと答えます。 大抵はそれで納得してくれますし、ヒマ潰しも兼ねてカタログを持ってきてくれたり、機能を説明してくれたりもします。
納得いく一脚に出会ったら
あとは値段との交渉です。 ワーキングチェアは高価な物が多いですし、ぶっちゃけて言うと安物でも仕事はできます。 でもいい椅子を使うと、腰痛が減ったり(するかもしれないし)やる気が向上したり(するかもしれないし)仕事をするのが楽しみになったりします(多分)。
あ、あと重要な点として、会社に置く場合は社内の空気を読んでから購入する事をオススメします。
すぺしゃるさんくす:モデルの二人ありがとー。