海外旅行に行くけど、カバンが無い。新しい物を買いたい。
でも、たくさんのルールがあって長く使うにはどれを選んだらいいのかわからない。
こちらのページではLCCの重さ、大きさなどのルールに則って使える、機内持ち込みに最適なカバン、バックパックを紹介しています。
INDEX
私のオススメはこの2つ
いきなり結論を述べていきますが、私のオススメは
さてここからは私がこのバッグ2つを選んだ理由を紹介していきます。
機内持ち込み手荷物にこだわる3つの理由
- LCCでは預け入れ荷物は有料サービス
- ロストバゲージを避ける
- 少ない荷物のほうが旅は快適
LCCでは預け入れ荷物は有料サービス
多くのLCCでは機内手荷物手荷物が無料で利用できるのに対して、預け入れ荷物は有料サービスとなっています。
せっかくセールで安い航空券を入手しても荷物代(だいたい国内線で片道3000円、国際線で5000円以上が多い)がかかってしまうと、台無しです。
また、航空券購入時に預け荷物サービスを購入しておけばよいですが、いざ空港のチェックインカウンターで重量オーバーになり、預け荷物を追加するとその料金は更に高額になるので注意したいところです。
ロストバゲージを避ける
また個人的には過去にロストバゲージの経験があったり、親類に預けたスーツケースを壊された経験者が多いというのも機内持ち込み荷物に拘る理由です。
ちなみに稀ですがアメリカのsprit airのように機内手荷物も別料金の航空会社もあるんだとか。
少ない荷物のほうが旅は快適
今までたくさん旅をしてきて当たり前ですが、荷物が少ないほうが旅は快適です。
重たい荷物を持っていると旅先での移動が本当に億劫になりますし、個人的には持ち物が多いと忘れ物も増えます(苦笑)
行き先がよほどの田舎ではない限り、衣類や生活に必要なものは、万が一足りなくなっても現地で購入することができることを忘れないでください。
- WHAT’S IN MY BACKPACKでは実際に持ち歩いている旅の持ち物を紹介していますので参考にしてみてください。
LCC各社のルールを再確認
各航空会社の手荷物に関するルールを確認しましょう。
2019年12月現在で日本に就航している主なLCC
会社 | 大きさ | 重量 | その他 |
---|---|---|---|
Air Asia | 56×36×23(cm) | 7kg | あり |
Jetstar | 56×36×23(cm) | 7kg | あり |
Peach | 55×40×25(cm)以内、3辺合計が115cm以内 | 7kg | あり |
Scoot | 54×38×23(cm)以内、3辺合計が115cm以内 | 7kg+3kg | なし |
Cebu Pacific | Airbus:56x36x23(cm)、ATR/56x35x20(cm) | 7kg | 不明 |
HK express</ | 56x36x23(cm) | 7kg | あり |
春秋航空 | 56×36×23合計115(cm) | 5kg | なし |
Tiger Air | 54x38x23(cm) | 10kg | あり |
Vietjet Air | 56x36x23(cm) | 7kg | あり※ |
Thai Lion Air | 30x40x20(cm) | 7kg | なし |
nokScoot | 54×38×23(cm)以内、3辺合計が115cm以内 | 7kg+3kg | なし |
nokScoot | 55×40×20合計115(cm) | 10kg | なし |
チェジュ航空 | 55×40×20合計115(cm) | 10kg | あり |
このように全てのLCCに対応しようと思うと、大きさは56x36x23(cm)、7kg以内程度にまとめておくのが好ましいと思われます。5kgの制限がある春秋航空や手荷物のサイズが30x40x20(cm)と小さいThai Lion Airに対応するのはかなり難しいと思いますのでこのページでは対象外としています。
~~また実際のところ、2つ目の荷物を許可されていなくても、小さなバッグを持っていて止められたことはありません。~~2個目のバッグに関してもしっかりと測るケースに遭遇しました。
カバンの重さが1kgはあることを考えると、手荷物を5kg以内におさえるのは至難の業と言えるでしょう。
- その他はメインバッグに以外のハンドバッグやPCバッグなどのお手回り品が許可があるかを表しています。
- Scootは手荷物にパソコンが含まれる場合は7kg+3kgとなっています。
- Cebu Pacific airでは機体により機内持ち込みサイズが異なっている。個数による記載は無い(僕は過去に2個以上の手荷物を持ち込んでいます。)
- Tiger Airのオーストラリア発着便は7kgまでと規定が異なるので注意
- ベトジェットエアは2個目のカバンを許可していますが、合計で7kgにする必要がありしっかりチェックされます。詳しくは公式ページをご確認ください。
-
チェジュ航空は2個以上の手荷物に関してルールが複雑ですので公式サイトをご確認ください。
その他有名LCC
会社 | 大きさ | 重量 | その他 |
---|---|---|---|
RYAN AIR | 40×20×25合計115(cm) | なし | オプション |
easyjet | 56x45x25(cm) | なし | なし |
Eurowings | 56x40x23(cm) | 8kg | あり |
元祖LCCとも言えるヨーロッパで有名なRYAN AIRは2018年頃にルールが変更となり無料の手荷物サイズが小さくなりました。従来の55x40x20cm10kgまでの機内持ち込み荷物は別料金のオプションとなりました。日本からヨーロッパに旅行に行く人はそれなりに荷物があるでしょうし、最低でもこのオプションを利用することになるでしょう。
2013年から多数のフライトを経験して分かった実際のところ
この数年、日本の国内線から、アジア、ヨーロッパ、北米、南米などの様々な便で旅してきました。
その経験を振り返ると荷物の重さを実際に測らられるかどうかは、持っているカバンのパッと見の大きさ、お国柄、係員によるところが大きいと感じています。
実際に測られるケースはカバンの見た目が大きかったり、重そうに見えたりする時で、アジア圏は比較的ゆるい傾向にあります。問題は日本の空港で、一番ちゃんと計測する割合が高いように感じます。
私の経験では成田空港での検査、特にJETSTARとベトジェットエアは厳しくチェックしていると感じます。重量超過で支払いを命じられました経験があります(苦笑)
カバンのサイズとカバン自体の軽さが重要
このような事情を考慮すると機内持ち込みに使えるカバンは大きさと軽さが重要になります。具体的に行くと重たいカバンは日本での検査が厳しいためほとんどが使い物にならないということです。
これはLCCではない大手キャリアの便やヨーロッパのLCCは機内手荷物の重量制限が10kgまで(RYANAIR)だったり、大きさが問題なければOKのeasyjetなどの航空会社も多く、あまり重さを意識する必要がない為と思われます。
以前のエントリーで紹介していたカリマーエアポートプロは機内持ち込みのために作られたキャリーケースですが、重さがカバンだけで3.4kgあります。
3.4kgあると多くのLCCが採用している機内持ち込み荷物の制限7kgの半分を消費してしまうのです。
これでは中身にいったい何が入れられるでしょうか。
そこで2017年の最新のルールに則た軽さとサイズを重視したLCC向けのカバンを紹介します。
おすすめカバン一覧
ここからは実際にLCCの手荷物サイズに対応したオススメのカバンを紹介していきます。重さ、サイズ、デザイン、使い勝手、パソコンのスリーブの有無、セキュリティ面などを選ぶポイントとして上げています。
重さに関しては上で触れてきました。軽いに越したことはありませんが、ペラペラ過ぎても耐久性に疑問が残ります。GO TRAVELIFEではただ安いものよりも、作りがしっかりしている物を紹介しています。
使い勝手に関してはバックパックのタイプ、ポケットの数、配置などです。ジップタイプは開きやすく使い勝手が良いですが、海外にはスリも沢山います。
例えば、スペインで僕はバックパックのポケットを何度も開けられたことがありますし、ベトナムでバックを開けられiPhoneを盗まれた友人もいます。
パソコンやタブレットを持ち歩く人は専用スリーブの有無も個人的には大きなポイントです。
パソコン専用スリーブがあればカバンの中で安定して運ぶことが出来ますし、安心感があります。空港では保安検査の際にカバンからパソコンを出すことが求められさっと取り出すことが出来ます。
Patagonia / MLC
MLCとはMaximum Legal Carry-Onの略でまさに機内持ち込みのためのバックです。
容量は45Lでメインは大きく衣類などを収納し、小さいものやPCを入れるポケットなどもあり、非常に使い勝手が良いです。
もう何年も細かい仕様変更を繰り返しながらリリースされているPatagoniaの定番商品です。バックパックとしてもショルダーバッグとしても使えるのも便利ですね。
落ち着いた雰囲気のナイロン素材で、シンプルなデザインのため、ビジネス、出張などのシーンでも使えるのではないでしょうか。
- 容量:45L
- サイズ:52×34×18(cm)
- 重量:1.318kg
ARC’TERYX / Covert Case I/C/O
シンプルかつ高品質のデザインと素材で人気のアークテリクスの旅行用バッグです。カバン全体的にパッドが入っていて外部からの衝撃に対して中の物を守ります。
中の荷物を整理するためのぴったりサイズのポーチも出ていて合わせて使うと非常に使いやすそうです。
実際に背負ってみた感覚としては50Lの容量に対してストラップが薄いのが気になりました。
ちなみに同じデザインのサイズ違い大中小がありますので、購入の際はご注意を。
中のI/C/O(International Carry On)が50Lのモデルです。
- 容量:50L
- サイズ:59cm×30×38(cm)
- 重量:1.15kg
GREGORY / COMPASS 40
こんな比較記事を書いてしまうほどバックパック好きな僕がこの2年ほど利用しているのがこちらのGREGORYのCOMPASS 40です。
**当サイト経由で2018年にamazonで最も売れた商品がこちらのGREGORY / COMPASS 40です。**
まず重さが950gと1kgを切り、紹介しているモデルの中でも軽量です。
メインのコンパートメントはUの字にジップが通っており、大きく開きとても使いやすいです。
PC専用のスリーブを備えているので、空港での保安検査やちょっと仕事をしたいときにもサッとパソコンを出すことが出来ます。
特徴はメインコンパートメントを始め**ポケットはすべてジップで背中側にあることで、スリ対策抜群**です。
バックパックのロールスロイスとも言われるGREGORYのものだけあり、背面パッド、ストラップともにしっかりとした背負い心地です。
シンプルなデザインでサイドのストラップを使ってコンプレッションすればかなりコンパクトになり都会でも使うことが可能です。
2019年にコンパスはリニューアルが行われました。サイドにペットボトルを入れるポケットがつき生地がパリッとしたものに変更になり、多少は自立するようになり使い勝手が向上しています。
- 容量:42L
- サイズ:55×32×25(cm)
- 重さ:950g
Osprey / farpoint 40
Osprey farpoint 40は海外のトラベラーに人気のあるバックパックです。
機内持ち込みアドベンチャー旅行のための開発されたバックパックで、本格登山向けのような高い背負い心地を実現しています。
旅行用だけあり、ジップタイプでメインコンパートメントが大きく開き、ロックが出来るタイプのチャックを採用しています。
パソコンやタブレットを収納するコンパートメントは通常背面側に備えられているモデルが多いですが、こちらは前面にコンパートメントがあります。
またジップ型は外側にペットボトルを収納するスペースが無い場合が多いのですが、こちらはペットボトルを入れるスペースも備えているのがありがたいポイントですね。
- 容量:42L
- サイズ:54×35×23(cm)
- 重さ:1.44kg
Aer / TRAVEL PACK
Aer TRAVEL PACK は海外のwebサイトでベストキャリーオンバッグ2017に選ばれたバックパックです。
バリスティックナイロンや止水ジップなどの高品質な素材とシンプルでミニマムなデザインで高い評価を受けています。
PC収納スペース、大きく開くメインの衣類収納、小物を収納する複数のポケット、サイドのボトル用ポケット、靴や汚れ物を収納する下部のポケットなどを備え機能的には申し分ありません。
他にも荷物が少ないときにはコンプレッションストラップを使って圧縮することで普段使いでも充分に使えるよう考え抜かれています。正直結構欲しいです。
弱点といえるのは、1710グラムという重さの割に収納量は33Lしかないという点でしょうか。。。
- 容量:33L
- サイズ:31 x 53 × 18 (cm)
- 重量:1.71kg
boreas / Buttermilks 40
僕が以前、使っていたモデルがboreas Buttermilks 40。旅先でトレッキングなどをするアウトドア派におすすめのモデルです。
boreasはカルフォリニア、サンフランシスコ発のブランドです。Buttermilks 40は軽量な素材とペットボトルなどが入る左右と衣類などを入れる前面と3つのストレッチポケットもあり、使いやすい形をしています。
雨蓋が無い分、荷物検査の際にパソコンを取り出すのもスムーズで、旅先で荷物が増えた際は多少上に伸ばして使えるのも気に入っているポイントの1つです。
本格的なアウトドア用のバックパックですので、パッドやストラップもしっかりしていて背負い心地が良いです。実は厳密なところでいうと若干長さがオーバーしていますが、このバッグは既に20回はLCCに乗っています。
- 容量:42L
- サイズ:60×30×18(cm)
- 重さ:1.295kg
Alchemy equipment / AEL008 CARRY ON
Alchemy equipmentは聞き慣れない名前のブランドですが、ニュージーランド発のアウトドアでも都市でも使える高い機能性のカバンやウェアを作っているブランドです。
> Alchemyとは…外見上全く関連性の無いモノもしくはアイデアを組み合わせた結果、普遍的なものを特別なものに変質させることを目的とした古代の哲学。
> 彼らの理念は、テクニカルなブランドとして機能的な性能を持ちながら、現代的な美しさを持つ作り込まれたスタイリッシュな製品を産み出すこと。 高い山とハイストリートは、一見全く異なる世界に見えるかもしれません。しかし彼らは、現代のライフスタイルでは、多くの環境間でシームレスに移動する事が重要だと考えます。 世の中のほとんどの製品は、より厳密にどちらか一方に定義される傾向にあり、アウトドアや都市環境の両方で快適に過ごすことの出来る機能やファッション性という外見上、全く異なる要素を融合した錬金術を想像しています。
また、テクニカルな素材にウールやツイードといった天然素材を組み込み、彼らのバックボーン(ニュージーランド・イギリス)が製品で表現されています。
こちらのバックパックも残念ながら実物を見たことがないのですが、写真を見る限りデザインが凄くカッコイイです。
止水ジッパーにレザーっぽい素材Waxed Kodraとナイロンの切り替えが良い感じです。
機能的ににもパソコンを入れるコンパートメントやパスポート、チケットなどのクイックアクセスドキュメントポケット、トイレタリー、ランドリー用耐水性コンパートメントなどを備えます。
- 容量:45l
- サイズ: 55 x 35 x 25(cm)
- 重量:1.5kg
PeakDesign / Travel Backpack 45L
Peak Designはカメラ関連のカバンやアクセサリーを展開しているブランドです。日本よりも海外では非常に評判高く、利用者がどんどん増えているのを感じています。
Travel Backpack 45Lは大きく開くメインコンパートメント、ラップトップ用のスリーブ、三脚まで収納可能な伸縮するサイドポケット、ガジェットやサングラスを保護するコンパートメント、背中側に設けられたセキュリティポケットなど非常にたくさんの使いやすい機能が備わっています。
また使用用途によって容量を30Lから45Lまで変形することが可能です。
- 容量:45l
- サイズ: 56 x 33 x 29(cm)
- 重量:2.05kg
INCASE / EO TRAVEL BACKPACK
INCASEはApple公認のアメリカ、サンフランシスコ発のブランドです。MacbookやiPadのケースやこれらに適したカバンを沢山リリースしていてApple storeの店頭でも販売されていることでも知られています。
そんなINCASEが作った機内持ち込みサイズのバックパックがこちらのEO TRAVEL BACKPACKです。INCASEだけにMacbookにピッタリのクッション付きの収納や電源コード、マウスなど各種ガジェット類が収納しやすいようにコンパートメントが用意されています。
旅行用ですので衣類の収納スペースも設けられ、荷物が増えた際にはジップを開放することにより、容量を増やすことが可能。都会での普段使いに対応する25lから機内持ち込みサイズギリギリに近い35l程度まで容量を増やすことが出来ます。(容量はいずれも実物を見て確かめた推測値です。)
- 容量:不明(推定最大35l前後)
- サイズ:30×47×14(+9)(cm)
- 重量:1.3kg
Cabin Zero / Classic 44L – Ultra light Cabin Bag
**当サイト経由でamazonで最も売れている商品がこちらのCabin Zero Classic 44Lです。**
2019年12月現在amazonでの**最安価格は6,980円**です。上記で紹介してきたバッグと比較してかなり安いです。
次に重量ですがなんと**僅か760g**。機内持ち込みのカバンとして最大級のサイズでありながら760gという本体重量は特筆すべきものだと思います。
カラーバリエーションが豊富なのもうれしいところです。黒、白、ワインレッド、ピンク、レモン色、水色、赤、オレンジ、ネイビー、山吹色、グレー、紫、青、迷彩の**14色。今回紹介したバックで4色以上の展開があるのはこのバックパックだけです。**
ポケットも外側に一箇所、メインは大きく開き、ジップには鍵をすることが可能で内側にはメッシュのジップ付きの小分けスペースとクッションこそありませんが、PCを入れるスリーブも搭載で機能的に不満も殆ど見当たりません。
また地味な機能ですが、サイドにコンプレッションストラップが付いているので荷物が少ない時は圧縮して小さくすることが可能なのも嬉しいポイントですね。
一方で画像を見ると、生地が安っぽそうなんですが、**CABIN ZEROはイギリス発のバッグブランドで英国大使館も日本国内向けに推薦する確かな品質と使いやすさ**が売りとのこと、そしてなんと**10年のメーカー保証が付いています。**
- 容量:44L
- サイズ: 55x40x20(cm)
- 重量:0.76kg
2kg以下のキャリーケースありました
ここまで紹介してきたとおり、重さが重要になったLCCの機内持ち込み手荷物事情。
それでもキャリーケースは譲れないというあなたのために軽いキャリーケース、探しました。
SAMSONITE / コスモライト スピナー55
旅行用品やスーツケースブランドとして有名なSAMSONITEから重さ僅か1.7kgの超軽量スーツケースが新発売になりました。ハードスーツケースなのに1.7kgという軽さは他の製品にはないスペックではないでしょうか。
> 設計や素材の選定段階から、極限まで軽さを追及し開発されました。厳しさを増す航空各社の荷物制限をクリアするために、軽さは欠かせない条件です。そして、指1本で持ち上げられる軽さに加え、驚きの衝撃耐性を実現しました。ボディに採用したのは特許技術で作られた革新的な素材Curv®(カーヴ)。ポリプロピレンシートが幾重にも重ねられた構造を持ち、日常環境下だけではなく極度の低温下においても衝撃や歪みといった圧力に対し優れた耐性を発揮します。スーツケースブランドでは、サムソナイトだけが独占使用している素材です。
公式ページにある説明や、サイズや重量などのスペックを見てもまさにLCCの機内持ち込みを意識して作られたスーツケースと言っても良いのではないでしょうか。
- 容量:36L
- サイズ:55×40×20(cm)
- 重量:1.7kg
Eagle Creak / EC link 22
今年発売になったばかりのこちらの商品。僕はその機能に一目惚れしました。
まず重さがキャリーケースなのに僅か2.07kgと超軽量です。
このキャリーケースはバックパックにもなるタイプなのですが、今までのタイヤやバーを付けたまま背負う所謂スイッチバッグと呼ばれているものと違い、**バックパックとして使いたいときは完全にタイヤとバーの部分を取り外して利用できる**のです。
伝わりましたでしょうか?がんばって説明してきましたが動画を見たほうが早そうです。
つまり旅先によってはバックパックだけで行ってもいいですし、旅先でホテルに着いたら不要な荷物を出して、ローラを外し軽量なバックパックだけで街を散策するなんていう使い方もできます。
これは凄いです。
僕はこんなバックパックほしいなとよく思っていたものが正に現れたのです。
残念なポイントはバックパックとしてのデザインがかっこ良くないところでしょうか。
- 容量:43L
- サイズ:56×36×23(cm)
- 重量:2.07kg
Osprey / Ozone 22″
こちらも同じく超軽量のキャリーケースです。
上のEagle Creak / EC link 22のように特別な機能はありませんが、容量が少し増え、更に軽いです。
バックパックのように硬い部分も無いため使わない時は割りと小さくなりそうです。
- 容量:46L
- サイズ:56×35.5×23(cm)
- 重量:2.02kg
それでも機内持ち込みにこだわるあなたへ
さて僕はこのように軽いカバンを選んでも旅先で買い物をしたりして重量制限を超えてしまうことがよくあります。それでもなんとか追加料金を払わないように色々と試してきました。
失敗すると割高な追加料金になりますので自己責任でどうぞ。
お土産袋の利用
一番の有効な手段はお土産袋の利用です。
機内持ち込みのメインの荷物は重さを測られるのですが、おみやげ袋はあまり測られません。デジタルガジェットなど重たいものを下に上にポテトチップスなどの袋を置いて誤魔化しました。笑
ノートパソコンやタブレットは出しやすいところに
ノートパソコンやタブレットは何故か手荷物の重さから除外してくれるケースが多いです。保安検査の際も出すことを求められるのケースが多いので出しやすい位置に入れておきましょう。
小銭やモバイルバッテリーなど細かく重たいものはポケットに
重たくてポケットに入るものはポケットに入れましょう。
カバンの重さとしてはカウントされません。個人的には大きなポケットがついたデザインのパンツが好きですので、モバイルバッテリーなどの細かくて重たいものはポケットに入れたしています。
ただし、X線検査の際には全て出すことになります苦笑
一眼レフカメラは首から下げる、ヘッドホンはつける
同じように重たい一眼レフカメラを持って行く場合は首から下げましょう。愛用しているカメラα7IIはレンズも合わせると重さが800gほどになります。小さな物ですがヘッドホンも着用するか、首にかけてしまいましょう。
重たい衣類、ポケットが多い衣類は着てしまう
僕はLCCに乗るときは重たい衣類を身に着けます。例えばデニムは生地が固く、リラックスできないという欠点があるのですが、デニムパンツは重たいんです。他にも機内は寒いのでスウェットパーカーなども着てしまいます。
このようにしてカバンから物を出し身につけてしまうことで、持ち物の重さとしてカウントされなくなるのです。
またジャケットなどを着ればポケットが増えますよね。
まとめ、持ち物はシンプルに出来るだけ少なく。
2019年の最新のLCC事情を考慮し紹介するバックをより厳選しました。ほとんどは1kg前半のバックパックになりました。僕自身も2017年にメインのバックパックを1kgを切るGREGORY COMPASS 40に買い替えました。
また、こんなエントリーを書いておいてあれですが、大切なことはバッグではなく、持ち物をより少なくしてシンプルにすることです。荷物が少なく軽いほうが動きやすく、旅はきっと楽しくなると思います。
機内持ち込みのカバンだけで旅するため
実際に僕が機内持込みのカバンだけで旅している時に持っていっているモノを紹介。
重たいメインバッグはホテルに置いて、旅先で使える超軽量折りたたみバッグの紹介
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2014年以降の僕のLCC搭乗履歴と荷物チェックについて
参考までに僕の2014年以降のLCCの搭乗経験と荷物の大きさと重さのチェックがあったかどうかについてまとめておきます。
今まで実際に超過を取られたのは3回で、JETSTARとVIETJET AIRです。
特にVIETJET AIRはチェックイン時ではなく、乗り込むときに計測され首から下げているカメラなども含まれると言い張らられかなり厳しい対応でした。
2014年
時期 | 航空会社 | 区間 | 検査 |
---|---|---|---|
1月 | Vanila Air | 成田 – 台北(桃園) | なし |
1月 | Vanila Air | 台北(桃園) – 成田 | なし |
6月 | AVIANCA | サンパウロ – サルバドール | なし |
6月 | GOL | ナタール – フォルタレザ | なし |
6月 | AZUL | フォルタレザ – バヘリーニャス | 重量検査有り (5kg制限だったがデジタルガジェットが多かったため許してくれた) |
6月 | GOL | アスンシオン – サンパウロ | なし |
11月 | AirAsia | 成田 – バンコク | 重量検査有り (1kgほどオーバーしてたが、OKだった) |
12月 | AirAsia | ヤンゴン – シンガポール | なし |
12月 | AirAsia | クアラルンプール – マニラ | なし |
12月 | Tiger Air | マニラ – セブ | なし |
2015年
時期 | 航空会社 | 区間 | 検査 |
---|---|---|---|
3月 | Cebu Paciffic | セブ – パラワン | 重量検査有り |
3月 | Cebu Paciffic | パラワン – マニラ | 重量検査有り |
3月 | Cebu Paciffic | マニラ – 成田 | なし |
4月 | SCOOT | 成田 – 台北(桃園) | なし |
4月 | SCOOT | 台北(桃園) – シンガポール | なし |
4月 | SCOOT | シンガポール – シドニー | なし |
4月 | SCOOT | シドニー – ゴールドコースト | なし |
10月 | JETSTAR | ブリスベン – ケアンズ | なし |
10月 | JETSTAR | ケアンズ – 成田 | なし |
10月 | JETSTAR | 成田 – ケアンズ | 重量検査有り |
10月 | JETSTAR | ケアンズ – ブリスベン | なし |
11月 | JETSTAR | ゴールドコースト – クライストチャーチ | なし |
11月 | JETSTAR | クイーンズタウン – ゴールドコースト | なし |
2016年
時期 | 航空会社 | 区間 | 検査 |
---|---|---|---|
3月 | JETSTAR | ゴールドコースト – シドニー | 重量オーバーで料金徴収 |
3月 | AIR ASIA | シドニー – バリ | なし |
3月 | EURO WINGS | バラデロ(キューバ) – ケルン | あり |
3月 | RYAN AIR | バルセロナ – ベルリン | なし |
9月 | 春秋航空 | 茨城 – 上海 | あり、預入荷物利用 |
9月 | 春秋航空 | 上海 – 西安 | あり、預入荷物利用 |
10月 | IndiGo | カトマンズ – デリー | なし |
11月 | AirAsia | デリー – クアラルンプール(乗継) - バンコク | なし |
11月 | SCOOT | バンコク – 成田 | あり |
2017年
時期 | 航空会社 | 区間 | 検査 |
---|---|---|---|
5月 | 香港エクスプレス | 羽田 – 香港 | なし |
5月 | 香港エクスプレス | 香港 – ダナン | なし |
7月 | AirAsia | ホーチミン – クアラルンプール | なし |
7月 | AirAsia | クアラルンプール – ジャカルタ | なし |
7月 | Batic Air | ジャカルタ – ジョグジャカルタ | あり |
8月 | SCOOT | ジョグジャカルタ – クアラルンプール | なし |
8月 | SCOOT | クアラルンプール – シンガポール | なし |
8月 | SCOOT | シンガポール – マレ | なし |
10月 | AirAsia | コロンボ – バンコク | なし |
10月 | AirAsia | バンコク – クアラルンプール | なし |
10月 | AirAsia | クアラルンプール – 羽田 | なし |
各項目説明
- 重量検査あり:重さの検査がありました
- サイズ検査あり:大きさの厳密なチェックがありました(そもそも今のところ経験なし)
- なし:簡単なサイズの目視検査のみ、または重量、大きさの検査無し
コメント
はじめまして。
こちらのサイトを拝見してグレゴリーのコンパス40に惹かれました。
ただ、バニラエアの場合奥行きが2cmオーバーですが使用可能でしょうか?
大きさと値段ならばキャビンゼロなんですが移動の際に肩に食い込みそうなのが心配なので、移動を考えるとコンパス40かなと考えています。
吉川康広さん
こんにちは、はじめまして。
実は最近、僕もコンパス40を使い始めています。バニラエアには乗っていないのですが、既に2本LCCに乗りまして問題は起こっていません。LCCでよく使われるA320でも機内の頭上の荷物入れに問題なく入りました。
またチェックインの際によほどカバンが大きくない限り、実際に厳密に長さを測られることは無いですよ。重さは測られますが。
コンパス40はスーツケースのようにカチッとしていなく、布の生地ですのでスペック通りのサイズよりも中にどれだけ中にモノを入れるかによって数センチ単位でサイズが変わりますよ。
[…] こちらのBlogを参考にしてください(【2018年最新版】LCCなどの機内持込み手荷物に最適なバッグまとめ) […]
ピーチは、7キロですよ
ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。