「気をつけて」は「あっかんべー」
アメリカの人気ドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」をご覧になった方はよく知っているかと思いますが大きな身振り手振りを加えて話すのがイタリア文化です。イタリアに行ったことがなくても指を頬にあててクルクルねじる「おいしい」というジェスチャーはCMか何かで見たことがあるかもしれませんね。
しかしそんな「おいしい」というジェスチャーも、指を少しだけ上げて目の横で同じことをすると「あなたはクレイジーだ」という意味になるそうです。日本でも「クルクルパー」という意味で似たようなジェスチャーをすることがありますね。
こちらのビデオではイタリアの観光ガイドさんがジェスチャーを一つずつ説明してくれているのですが、驚くのはその多さとなかなかの繊細さ。ちょっと手の位置や表情が変わるだけで全然違う意味になっちゃいます。
セルジオさんによるとポジティブな意味なのかネガティブな意味なのか、とにかく表情がキーになるとのこと。では皆さん推測してみましょう。
まずこちらの表情です。
この表情をすることでお互いが友人関係だと伝わるそうです。あ、これが友人向けなんだ...素敵ですね、イタリア文化。そしてこの表情で手をヒラッヒラッと手前へと引っ張ります。(ビデオでは1:20のあたり)
さぁ、これはどんな意味のジェスチャーでしょうか?
答え:行きましょうか(Shall we go?)
だそうです。では次はこちら
かわいすぎます。意味は分からなくても使いたいジェスチャーNo.1です。
これはイタリア語の慣用表現で「水が口に入っている」「魚のように喋れない」という表現から来ていて「秘密だ」という意味だそうです。
そしてつぎが私のお気に入り。これは駅やレストランなど、人に場所を聞いた時に「遠いよ」と伝える時に使われるそうです。ご覧下さい。
あ、遠いんだね。
もう何も言わなくても伝わりますよね。遠い目が語っています。素晴らしいです、イタリア文化。そして美人・イケメンを見つけた時にするのがこちらのジェスチャー。
親指を頬の上で上下に移動させるみたいですが、おそらくいちばん大事なのは下心満々なエロ目ですよね。それもジェスチャーの一部なんですね、きっと。
奥深いです、イタリアン・ジェスチャー。
source: Italian tour guide teaching hand gestures / YouTube
Bryan Menegus - Gizmodo SPLOID[原文]
(塚本 紺)