2015年は「移民」というワードを多く耳にする年でもありました。
中東ではテロで子どもが犠牲となる痛々しいニュースがあり、移民を受け入れるべきだというムードになったかと思いきや、今度はフランスでテロが起き、犯人は移民として入国してきたと報道され、移民反対ムードも。そんな中、米大統領選挙共和党候補者のドナルド・トランプ氏はイスラム教徒は入国禁止なんて発言して問題視されるも、支持率はあがっているというね。移民に対する社会の意見は割れており、いままで以上にデリケートな問題になっています。が、そもそもアメリカという国は移民の国です。あちこちから移り住んで来た人々で成り立った国です。
リッチモンド大学のDigital Scholarship LabとStamen Designがコラボした新プロジェクトAmerican Panoramaを見ると、それが非常によくわかります。1850年のまずはヨーロッパから人々が移り住み、次いでメキシコ、中米。ここ10年ほどはアジア諸国からの移民が増えています。
American Panoramaは、さまざまなデータを地図にまとめ可視化することで、アメリカの歴史を読み解くプロジェクトです。それぞれの地図は、インタラクティブ仕様になっているので、時代ごと、エリアごとに学ぶことができます。
source: American Panorama
Alissa Walker - Gizmodo US[原文]
(そうこ)